• 仁愛女子短期大学

西岡さん
仁愛女子短期大学 生活科学学科 食物栄養専攻 平成20年度卒業
高校卒業後、農業系の短期大学を経て、4年制大学に3年次編入。卒業後、仁愛女子短期大学に社会人入学。現在、日本ゼネラルフードに所属し、敦賀市の泉ケ丘病院に勤務。栄養士として主に献立作成を行うかたわら、管理栄養士の国家試験に向け勉強中。

短期大学、4年制大学を経て、仁愛女子短期大学に社会人入学されましたが、どのような経緯で進学していかれたのですか。

最初に入った短大では、食品科学科で食についての幅広い勉強をしました。でも、もう少し深く学びたいと思い、4年制大学の生物資源学部に3年次編入したんです。ところが、今度は細分化されすぎていて、毎日研究室にこもりがちの生活に。そのまま食品関係会社に研究者として就職することも考えたのですが、「閉じこもるばかりの仕事はどうなのかな?」という思いがありました。
私はもともと小さい頃から料理が好きで、物心ついたときにはもう自分で料理をしていたんですね。子どもの頃から栄養士になりたいという夢もありました。そこに地元で就職したいという思いが重なって、社会人入学に思い至りました。

仁愛女子短期大学に社会人入試制度があることは、以前から知っていましたか。

いえ、インターネットで栄養士の資格が取れる県内の学校を探していたとき、仁愛女子短期大学のホームページで社会人入学の案内を見て初めて知りました。入学金や授業料の減免制度も魅力的で、「一から出直すつもりで勉強しよう」と思い、社会人入試を受験しました。

家族や友人など周囲の方の反応は、どんな感じでしたか。

家族に「もう1回資格を取りに学校に行きたい」というと、「あぁ、やっぱり」という感じでしたね。4年制大学で就職活動しているとき「何か違うんじゃないかな」と思っていたことを親もわかってくれていたので、「どうしても行きたいなら行ってみればいい」と理解してくれました。

社会人入学にあたって、不安を感じることはありませんでしたか。

やはり自分より4才近く離れたクラスメイトと仲良くやっていけるかが一番不安でした。でも、3年次編入の時にどうやって仲良くなるかで悩んだことがあって、そのとき自分から話かけて距離を縮める大切さを痛感していたんですね。だから、社会人入学のときも自分から積極的に話しかけに行きました。実際、実験や実習を通して一緒に同じことに取り組むなかで、自然と仲良くなっていけましたね。あと私の場合、同期で社会人経験を経て入学してこられた方もいて、すぐに打ち解けることができました。

社会人入学後、特にどういったことに興味をもって学習されましたか。

病院勤務を希望していたこともあり、臨床栄養学や解剖生理学の分野は興味をもって取り組みました。それから、大学時代から実験が好きな方だったので、そのあたりも率先してできたように思います。
実験や実習もそうですが、自ら「栄養士になりたい」と思って社会人入学したからこそ、授業も集中して受けられたんだと思います。単に単位をとるだけの生活ではなく、「それはどうしてなのか?」と常に疑問をもって授業に取り組めました。先生も授業以外の話も聞いてくださいましたし、いろんなことを教えていただきました。