• 仁愛女子短期大学

K もともと私は子どもが好きで、小さい頃から保育士になりたかったんです。ただ、姉の影響で他に興味のあることがあって、大学は県外の工学部に進学しました。でも、大学にいるときも、保育士の資格の勉強はしていたんですよね。大学で学んだことを活かして、地元の福井で就職したんだけど、働くうちに改めて子どもと関わる仕事がしたいっていう思いが強くなっていって。ちょうどその頃、従姉妹に子どもができたっていう影響もあり、1年で仕事を辞めて幼児教育学科に社会人入学しました。

T 私は働き始めてからいろいろ悩んでいて、10年20年先までもっと自信をもって輝けるような専門知識がほしいなって思っていたんです。そこに仕事で子どもと関わる機会が多くあって、子どもたちの笑顔があふれるところで自分も関わって働いていけたらなっていう気持ちが芽生えてきました。会社には業務に生かせる資格取得のためなら休職できるキャリア育成休暇制度があったし、実際にその制度を使って仁愛女子短大に社会人入学した先輩もいらしたんです。私はまだ結婚もしてないし、今が最後のチャンスかなって思って、キャリア育成休暇制度を使って保育士を目指すことにしました。

K 私の場合、会社を辞めることになるから、やっぱり悩みましたね。そんななかで一番大きかったのが、「やりたいことをやっておいで」って理解し、応援してくれた家族の存在。友達には「学校に行くお金を稼ぐまで仕事を続けたほうがいい」と助言してくれる人もいたんだけど、私は公立の保育園勤務希望ということもあって、公務員試験の年齢制限にひっかからないよう早いうちに決断した方がいいかなって。

T 周りの応援って大きいですよね。私はここの幼児教育学科を卒業して保育士をしている友達がいるんだけど、彼女に話を聞けたことも良かったかな。仁愛女子短大はすごく雰囲気がいいし、クラスアドバイザーの先生がいたり、保育園や幼稚園以外の施設にも実習に行けたりするという話を彼女から聞いていたので安心できました。社会人入学に関しては、友達も家族も応援してくれましたね。上司も応援してくれて、同僚は最初驚いてたけど、「いってらっしゃい」って送りだしてくれました。周りの人の支援があったからこそ進めた道だなって実感してます。

K クラスメイトとは年齢を気にせず仲良くやっていますよ。いっしょに励ましあったり、遊びに行ったりして楽しく過ごしています。この間は三国に海鮮丼を食べに行って、「実習、頑張るぞ!」って活を入れたり(笑)。実習が終わっておつかれさま会をしたりとか、定期的にいろいろあって思い出がたくさん増えて良かったなって思いました。あと、私は割と体力もある方なので体育もついていけるし、そんなに年の差は感じてないかもしれない(笑)。

T 授業でやったYOSAKOIとかチアダンスはきつかったけど、踊れると最高に気持ちいい!自分達で創作ダンスを考えて踊り、大きな達成感を味わえたかな。

K 私はピアノが苦手で、練習が大変でした。小さい頃からピアノをやっている人とは、どうしても差が開いてしまうので…。でも、グレードにあわせて授業が組まれているので、そこは助かったかも。

T 私も!ピアノはまったくの初心者なんで、かなり不安…。実習のときにピアノを弾いたんだけど、もう極度の緊張で手が震えて全然弾けなかった(泣)!

幼児教育学科2回生
Kさん

経歴:県外の四年制大学(工学部)を卒業。地元福井で就職するも、子どもと関わる仕事をしたいとの思いから、仁愛女子短大の幼児教育学科へ。公立の保育園を目指し、就活に励む日々。

幼児教育学科1回生
Tさん

経歴:県外の四年制大学(文学部)を卒業し、地元福井で就職。職場のキャリア育成休暇制度を活用し、仁愛女子短大の幼児教育学科に入学。保育士の資格取得を目指して奮闘中。