こんにちは、学生生活課の縣です。
開学して40年以上の歴史を持つ本学。キャンパス内を歩くと本学ならではのモニュメントが、ふと目に入ったりして、注目してみると、大変興味深かったりします。
記憶に新しいところでいえば、例えば、「千年桜」。
福井県では今、ひそかなブームとなっている継体天皇が手植えをされたとの伝説を持つこの桜の母樹は、幾度か枯れてしまいそうな危機を多くの人の力により、乗り越えていったそうです。
昨年5月、記念樹として本学に植樹が行われたのですが、当時は、わずか1メートルにも満たない、小細い木であったのに、たった1年程で、もうすぐ3メートルに達するのではないかと思えるほどの成長振りを見せています。
この時節、強い台風による突風が吹いても、大量の雨に降られても、そして、非常に蒸し暑い太陽に照らされても、逆境を耐えながら着々と大きくなっていっているように思えます。
本学の学園長先生が、ここに学ぶ者の人生や学問における「根の力」や「命のつながり」に触れる機縁になるようにとのことを書かれておりますが、この千年桜は、まるで人生そのもののように思えてきます。
この先、どんな苦難があろうとも着実に成長し、いつの日にか実になり、美しい花が咲かせることを思うと、ささやかな楽しみであったりします。