食物栄養専攻の
教員&在学生座談会

食物栄養専攻の卒業研究って、たとえばどんなことをするの? どんなことが身につくの?
栄養士をめざしてがんばる先輩たちに、卒業研究について語ってもらいました。

 

美味しさを求めて何度も試作にチャレンジ。

小林先生
先輩たちの研究ではダイエットクッキーのメイン素材が小麦粉でしたね。今年は企業からの依頼で米粉に変更して、より健康的で美味しく食べられるレシピを探ってもらいましたがどうでしたか?
もりさん
米粉は小麦粉のようにグルテンで固まらないから焼いても生地がもろく、簡単に崩れてしまって苦労の連続…試行錯誤の末、牛乳とバターがしっとり感を出してくれてホッとしました。
やまださん
他にも、食物繊維を加えるために使う副材料に独特の匂いがあって、それを感じさせないようにいろいろな味のバリエーションを試すことになって大忙しだったよね。
よしださん
それが無ければココアとか抹茶味でも美味しく食べられるんだけど、その匂いと調和できるものを探るためにピスタチオやきなこなどちょっと変わったものも試してみたんだよね。
小林先生
本当にたくさん試作してくれてびっくりしたよ。試食会では、ゴマ、きなこ、ピスタチオが美味しかったな。中には思わず首を傾けてしまうような味もあったけどね(笑)。
もりさん
思いつく素材は何でも試してみたので(笑)。材料の準備が間に合わない時には急いで買いに走ったこともありましたね。
やまださん
最初は焼き加減で随分失敗したよね。先生に、「米粉は火が通りやすいからオーブンの温度を細かく調整するといいよ」とアドバイスいただいて何とか改善できました!
小林先生
試作を重ねるにつれて、格段にクッキーの仕上がりが上達したよね。味はもちろん、形も焼色も良くなって。自信を持って企業にプレゼンテーションできるものになったと思います!

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