• 仁愛女子短期大学

仁愛女子短期大学に社会人入学しようと決められたきっかけと、経緯を教えてください。

藤井さん:私は10年間勤務していた会社を辞めて、保育士を目指しています。とても良い職場だったんですが、入社10年目の節目に本当にやりたいことは何かを考えてみたら「このままでいいのかな?」という思いが生まれたんです。1年位、自分に何ができるかを考え、「子どもが好き」という気持ちに辿りつき、保育士を目指そうと思いました。

森川さん:私も、藤井さんと同じです。事務の仕事をしていたんですけど、学生時代からずっと保育士になりたいという思いがあって、仕事をしていてもあきらめきれなかった。保育士を目指すなら早い方がいいと思い、社会人入学を決めました。

吉原さん:私は、高校時代に家庭科の授業で保育園実習に行ったとき、初めて「自分は子どもが好きなんだ」ということに気づいたんです。でも、そのときはもう他の仕事で内定が出た後でした。働いているうちに忘れられるかもと思ったんだけど、けっきょくあきらめきれなかった。仁愛女子短大で社会人入学もあると知って、心を決めました。

長谷川さん:私の夢は、子どもと関わる仕事をすることと、図書館で働くことでした。大学を出て図書館で4年間働いたのですが、やっぱり保育士になる夢も捨てきれなかった。なにより、これ以上年齢を重ねたら勉強できない、今しかないと強く思ったんです。

西田さん:幼少の頃から、「子どもと関わる仕事に就きたい」という漠然とした思いがありました。その気持ちがだんだん「乳幼児の成長を支えたい」と明確になっていったのですが、周囲にはなかなか言い出せずにいました。そうして進路変更できないまま社会人になり、いろいろ葛藤し模索していたとき、家族が私の思いに背中を押してくれ、その結果、仁愛女子短大に進学する決意ができたんです。家族には、とても感謝しています。

宇貝さん:ずっと子どもに関わる仕事に興味があったんですが、資格もなかった。介護の仕事に就いたのですが、社会で女性が仕事と子育てを両立する大変さを目の当たりにして、母親達を支えていく側になれたらと思うようになりました。地元の大学で、2年間で資格が取れる上、学費の減免もあったことから、仁愛女子短大での社会人入学を選びました。

社会人入学にあたり、周囲の人の反応はいかがでしたか?

森川さん:「せっかく就いた仕事がもったいないね」とも言われたけど、友達は保育士になりたい私の気持ちを知っていたので、「その決断はすごいね」と励ましてくれました。

吉原さん:実は私、両親には何も言わず、社会人入試を受験したんです。合格通知が届いてから、「これなに!?」って怒られました(苦笑)。でも、最後は、父親が「それがやりたい道なら、反対はしないから、やってみなさい」と言ってくれました。

藤井さん:仕事を辞めるとき、まわりの反応は賛否両論でしたね。「10年働いているのに辞めるなんて」という人もいたし、会社の方からも「なんでこの不景気に辞めるの?」って逆に心配されました。ただ、家族は悩んでいる私を見ていたので、「やりたいことやるのは、すごくいいから」って応援してくれました。

平成21年度入学・幼児教育学科2年生

森川さん

以前のお仕事:事務職(1年勤務)

保育士になるべく、日々奮闘中。仁愛女子短大で良き先生と出会い、保育士を養成する立場にも興味が芽生える。

吉原さん

以前のお仕事:販売員等(5年勤務)

一番の夢は、海外で働くこと。日本で保育士資格取得後、海外の保育園等で勤務するべく、世界へ飛び立つ予定。

長谷川さん

以前のお仕事:公務員(4年勤務)

就活の第一希望は、児童養護施設。親がいなかったり虐待を受けたりした子どもに、寄り添っていきたいと願う。

西田さん

以前のお仕事:事務職(1年半勤務)

ドッグトレーナーの資格を持ち、動物介在活動による情操面の教育に興味あり。目指すは保育界の“イモト”!

藤井さん

以前のお仕事:生産管理(10年勤務)

社会人10年目に、心機一転で保育士を目指す。バリ島で児童養護施設を見学するなど、海外援助にも関心が高い。

宇貝さん

以前のお仕事:介護職(4年勤務)

社会での経験を活かし、子どもだけでなく、保護者にも援助ができる保育士を志す。クール&マイペースが持ち味。