総合型選抜A ステップアップ型とは

学科・専攻の学びとリンクした課題への取り組みを通して、成長(ステップアップ)しながら受験できる総合型選抜で、みなさんの特技や意欲を活かすことができる入試です。事前ガイダンスを聞いてから出願するかしないかを決められるので、迷っている人はまず、事前ガイダンスに参加してみてください!

★オープンキャンパス参加で検定料が半額に!

2024年3月、6月、7月、8月開催のオープンキャンパス参加者が総合型選抜A(ステップアップ型)に出願する場合、 検定料が通常の半額の15,000円になります。6〜8月のオープンキャンパスでは事前ガイダンスも開講しているので、ぜひご参加ください。

  • 生活科学学科
    生活情報デザイン専攻
  • 幼児教育学科
(ステップアップ型)
生活情報デザイン専攻
まずはガイダンスに参加。入学後の学びや入試の内容について知ろう。
専攻を通して自分の強みや入学後の目標が見えてくる。
課題図書を読んでレポートにチャレンジ。
他の入試よりも早く合格決定。
スムーズに短大生活を始めるための準備開始!
【STEP1】事前ガイダンス・出願
【STEP2】1次選考
【STEP3】2次選考
【STEP4】合格発表
【STEP5】入学前学習
【STEP6】いよいよ入学
先輩のメッセージ
先生からのメッセージ

STEP1事前ガイダンス・出願

POINT
  • 事前準備不要。まずは参加してみよう!
  • 生活情報デザイン専攻のことがよく分かる。
  • 入試準備につながる。
  • 受講=出願要件。

●事前ガイダンスのテーマ「生活情報デザイン専攻の学び」

生活情報デザイン専攻の学びの特徴や、卒業後の進路のことなど、受験をする前に知っておいてほしいことを説明します。生活情報デザイン専攻で自分のやりたいことが実現できるかを確認しながら聴いてみましょう。
1次選考の内容(作文形式とポートフォリオ形式)についての説明も行います。これを聴いて、受験準備を進めましょう。

※2024年6月、7月、8月のオープンキャンパスにて事前ガイダンスを実施します。
オープンキャンパス開催日: 6 /16(日)、7 /13(土)、8 / 4(日)、10 / 19(土)

事前ガイダンスに参加したら、絶対に出願しなくてはいけませんか?

事前ガイダンスでは、教育内容や将来の進路など生活情報デザイン専攻の特徴を詳しく説明します。入学後、ミスマッチにならないように本専攻について十分に理解したうえで出願をしてください。ガイダンスを聴いて、自分の思いと違うと感じたら、出願しなくてもOKです。

STEP21次選考「作文形式」または「ポートフォリオ形式」のいずれかを選択

POINT
  • 入試を通して、将来の目標や自分の強みが明確になる。
  • 「作文形式」と「ポートフォリオ形式」を選択して受験できる。

受験の方法は「作文形式」と「ポートフォリオ形式」の2種類があり、出願時に選択します。入学後の目標が明確な人には「作文形式」、自分の特技やこれまでの活動をアピールしたい人は「ポートフォリオ形式」がオススメです。

作文形式とは?

生活情報デザイン専攻での2年間を充実したものにするために、入学後や将来の目標をしっかりと考えるため、①作文と②面接で選考を行います。

①作文(60分)
入学後、生活情報デザイン専攻で取り組みたいこと(計画)について、800字程度で原稿用紙に記入します。
②面接(30分程度)
①で書いた作文に基づき、「生活情報デザイン専攻の2年間で取り組みたいこと」や「将来の目標」について面接を行います。

作文形式のPOINT

目標をもって学ぶことが、入学後の大きな成長につながります。
  • 作文のテーマは「入学後、本専攻で取り組みたいこと」。
    作文は試験当日に教室で書きますが、テーマは事前に提示しているので、
    自宅でしっかりと考えることができます。
  • 作文に基づき、30分程度の面接を行います。面接で聴きたいことは「生活情報デザイン専攻の2年間で取り組みたいこと」や「将来の目標」についてです。
  • なぜ生活情報デザイン専攻に入学しようと思ったのかを明確にし、相手に文章や言葉でわかりやすく伝えられるようにしておきましょう。

どんな作文が評価される?

作文では、入学後、生活情報デザイン専攻で取り組みたいことについて、具体的に計画が立てられているかを確認します。その計画を立てた理由や根拠は、自分の経験等に基づいて明確にしておきましょう。
自分の考えが、相手に分かりやすくまとめられているかも重要なポイントです。文章の構成が整っているか、誤字・脱字がないか、きちんと完結しているかといった文章を書く上での基本的な事項にも注意しましょう。

面接で質問される内容

総合型選抜A(ステップアップ型)では、本専攻で意欲的に学ぼうとする方を求めています。学習意欲に関することや、高校時代に取り組んできたこと、興味・関心のあることや将来の目標についてなどの質問をしますので、自分のこれまでの経験を振り返り、将来どうなりたいのか、そのためにどのような計画を立てているのかを考えておきましょう。インターネットなどに書かれている一般的な回答を参考にするのではなく、自分の考えや思いを自分の言葉で伝えることがポイントです。

ポートフォリオ
形式とは?

面接「ポートフォリオについて」(35分程度)
持参したポートフォリオについて5分程度説明した後、本学教員と面接を行います。

ポートフォリオ形式のPOINT

自分の成果や好きなことをまとめて、人に伝える力は、今後の学生生活や社会に出ても役立ちます。
  • デザインの経験がなくてもOK!
  • 自分の興味・関心のあることや特技、これまでの活動などを面接でアピール
    できる!
  • ポートフォリオは事前に自宅で作成。じっくりと事前準備ができます。

ポートフォリオとは??

「これまでに取り組んできたことの諸成果」や「自分の興味・関心があること」をまとめたもの。面接で自分をアピールできるような資料を集めてみましょう!体裁・様式は自由です。

ポートフォリオの例

自分で制作した作品
  • 美術やデザインの作品
  • 写真
  • 学校祭のTシャツ
  • 修学旅行の冊子
  • イラストやアニメ
  • Webページ
  • プログラミング など
学校や地域社会で取り組んだ活動
  • 部活動
  • 生徒会
  • 課題探究
  • ボランティア活動 など
自分の好きなこと
  • ファッション
  • インテリア
  • ショップ など

どんなポートフォリオが評価される?

ポートフォリオと面接での評価のポイント

試験当日の5分間の説明や30分間の面接では、ポートフォリオにまとめた内容はもちろん、ポートフォリオを作成する上で、どんな準備をしたのか?ポートフォリオをまとめるにあたり工夫したポイントは何か?といった準備や計画についてもアピールできるようにしておきましょう。
ポートフォリオの様式・体裁は自由ですので、自分がアピールしたいことについて、思い思いの方法でまとめてください。あなたが伝えたいことは何かを明確にし、それを伝えるためには何が必要かを考えてまとめることが重要です。

STEP32次選考

2次選考は【ステップアップレポート】です。

生活情報デザイン専攻の学びに役立つ本を贈呈します。高校生の皆さんが興味をもって読める本を用意します。

昨年度の課題図書 『伝える力』 池上彰(PHP研究所)

『伝える力』

レポートの書き方のポイント

入学後の学びについて考えるきっかけにもなります。

PREP法および3点法を活かして、書籍中の根拠に基づいて自分の主張をまとめます。
PREP法とは、[①Point=結論→②Reason=理由→③Example=具体例→④Point=結論を繰り返す]という順番で文章をまとめる方法です。
理由を書く際には、3点法を意識してみましょう。「理由は3つあります」というように要点を3つに絞ることで内容が具体的になり、読み手に伝わりやすくなります。
詳しくは、≪STEP1 事前ガイダンス≫の際にも説明をします。相手に伝わる文章を書くコツをつかみましょう。

STEP4合格発表

11月1日に合格発表します。学校推薦型選抜よりも早く合格が決まります。入学準備を始めましょう!

STEP5入学前学習

スムーズに短大での学習をスタートできるように、入学前学習を実施します。

入学前に短大の学びを体験しよう!

2024年度入学生の例

第1回
ペン字練習帖にチャレンジ
第2回
入学前セミナー「大学での学び方入門」を受講し、大学の授業で必要とされる基礎的な知識について学びます。
第3回
先輩の卒業研究発表に関するレポートの作成

STEP6いよいよ入学!

ステップアップ型で入学した先輩から、入学までの体験談を語ってもらいました!

「作文形式」で受験

すぎもとさん
すぎもとさん
(鯖江高校 出身)
「総合型選抜A(ステップアップ型)」を選んだ理由は?
作文を書くことが好きで、自分の得意なことを活かして受験ができると思ったからです。合格が早く決まることもこの試験の良さだと考えていました。実際に、入学前学習に取り組む中で今後に役立ちそうなことを勉強でき、自分のためになったのでとてもよかったです。
「作文」では、どんなことをアピールしましたか?
もともと人見知りだったため学生生活の中でそれを克服したいことと、自分自身の成長のために資格取得に力を入れたいことをアピールしました。自分らしさを出すことを意識し、試験前には自分で書いてみた文章を何度も振り返りながら内容をまとめました。
「面接」では、どんなことを質問されましたか?
高校時代の部活動から学んだことについての質問がありました。茶華道部の部長経験について話し、「人に上手に頼ること」を学んだ経験について伝えました。また、入学後に取り組みたいことについての質問もあり、作文で伝えた内容をアピールしました。

「ポートフォリオ形式」で受験

おがたさん
おがたさん
(丹南高校 出身)
「総合型選抜A(ステップアップ型)」を選んだ理由は?
高校でがんばってきた美術についてアピールできると考えたからです。また、自分の思いを伝えることができるのも魅力だと思いました。合格が早く決まったため、残りの高校生活でやりたかったことに集中することができ、よかったです。
「ポートフォリオ」には、どんな内容をまとめましたか?
油画、日本画、ポスター、デッサン、CDジャケット、など高校3年間で作ったたくさんの作品をまとめました。作品の種類が多かったため、特に見てほしいものはどれか、その中で特に何を伝えたいのかをはっきりさせることを意識しました。
「面接」では、どんなことをアピールしましたか?
作品を作ることが好きで、自分で自由に表現をすることは得意なのですが、誰かから頼まれて依頼に合わせて何かを作ることが苦手だったため、今後それを克服したいという思いを伝えました。

先生からのアドバイス

生活情報デザイン専攻の先生からのアドバイスです。

高校生のみなさんへ

田中 洋一先生
田中 洋一先生
「総合型選抜A(ステップアップ型)」に向いている人とは?
高校時代の経験を振り返ったり、仁愛女子短大入学後の計画を立てたりして、自分のキャリアを少しずつ明確にしたい人に向いています。それらをポートフォリオや作文にまとめて、自分自身としっかり向き合いたい人にもおすすめです。
「総合型選抜A(ステップアップ型)」の合格・評価ポイントは?
「作文形式」「ポートフォリオ形式」のいずれにおいても、1次選考の点数の半分以上が面接に配分されています。30分の対話を通して、①学ぶ意欲、②多様な興味や関心、③計画力、④伝える力(表現力)、⑤協働性について評価します。自分の考えを自分の言葉で他者へ伝える練習をしておきましょう。
どのような人に生活情報デザイン専攻に入学してほしいですか?
実際の具体的な経験を様々な観点から振り返ったうえで、他の場面や他者でも使えるようなマイセオリー(教訓、仮説)を作り、新たな場面で試してみる。そんな「経験から学ぶ」ことに興味がある高校生に入学してほしいです。
(ステップアップ型)
幼児教育学科
まずはガイダンスに参加。入学後の学びや入試の内容について知ろう。
専攻を通して自分の強みや入学後の目標が見えてくる。
課題図書を読んでレポートにチャレンジ。
他の入試よりも早く合格決定。
スムーズに短大生活を始めるための準備開始!
【STEP1】事前ガイダンス・出願
【STEP2】1次選考
【STEP3】2次選考
【STEP4】合格発表
【STEP5】入学前学習
【STEP6】いよいよ入学
先輩のメッセージ
先生からのメッセージ

STEP1事前ガイダンス・出願

POINT
  • 事前準備不要。まずは参加してみよう!
  • 幼児教育学科の学びと進路、取得できる資格などについて詳しく説明します。
  • 総合型選抜Aの選考内容について説明するので、入試準備につながります。
  • 受講=出願要件。幼児教育学科の教育内容や総合型選抜Aの仕組みについて
    理解したうえで受験できます。

●事前ガイダンスのテーマ「保育者になるための学び」

事前の準備は必要ありません。幼児教育学科の教育内容についての説明を行ったうえで、試験の説明やアドバイスを行います。

※2024年6月、7月、8月のオープンキャンパスにて事前ガイダンスを実施します。
オープンキャンパス開催日: 6 /16(日)、7 /13(土)、8 / 4(日)、10 / 19(土)

事前ガイダンスに参加したら、絶対に出願しなくてはいけませんか?

事前ガイダンスでは、教育内容や将来の進路など幼児教育学科の特徴を詳しく説明します。入学後、ミスマッチにならないように幼児教育学科について十分に理解したうえで出願をしてください。ガイダンスを聴いて、自分の思いと違うと感じたら、出願しなくてもOKです。

STEP21次選考

POINT
  • 出願時に1次選考で受験する個別試験(「音楽」「造形」「身体」「探究」)を選択します。【NEW!】新たに「探究」が選択できるようになりました。
  • 自分の得意なことや経験を活かして受験できます。
  • 面接や志望理由書などの受験準備を通して、保育者をめざそうという思いが
    明確になります。
①面接(1人10分)
保育者をめざすことになった経緯と熱意、入学後に取り組みたいことについて面接を行います。形式は個人面接で、1人の受験者に対して面接官は2人です。落ち着いて自分の思いをアピールしましょう。
②個別試験

音 楽

保育の現場では、歌唱や手遊び、リトミックなどの音楽活動は日常的に欠かせません。子どもと共感して表現の喜びを共有することが大切です。音楽が好きで、長年ピアノ等楽器を習ってきた人、部活動などで吹奏楽や合唱の経験がある人を対象に実施します。
自分の得意な音楽表現を活かして幼児教育学科で学びたいという意欲をアピールしてください。

レッスン形式実技(5分以内)

以下のいずれかにより自選曲を1曲演奏します。自選曲と演奏する楽器(または声楽)は出願時に申告します。演奏楽曲の楽譜は事前に提出していただきます。

●鍵盤楽器
●管弦打楽器(打楽器はスネアドラムまたは鍵盤打楽器のどちらかに限る)
●声楽(無伴奏アカペラ)

演奏曲の例

ピアノ

目安としてブルグミュラー・ソナチネ以上の難易度の楽曲。

  • ブルグミュラー作曲 乗馬・バラード
  • モーツァルト作曲 ソナタ KV.310 1楽章
  • クレメンティ作曲 ソナチネ Op.36-1 3楽章
  • ベートーヴェン作曲 ソナタ8番「悲愴」1楽章
  • クレメンティ作曲 ソナチネ Op.36-3 1楽章
  • ベートーヴェン作曲 ソナタ14番「月光」1楽章
  • クーラウ作曲 ソナチネ Op.20 1楽章
  • ショパン作曲 ノクターン Op.9 等
ピアノ以外

エチュードやその楽器の為に書かれた曲。吹奏楽曲は除く。

  • サン=サーンス作曲 ロマンス(ホルン)
  • ロジャース作曲 サウンド・オブ・ミュージック・メドレー(ホルン)
  • バッハ作曲 チェロ組曲第3番より ブーレⅠ・Ⅱ(アルトサックス、ユーフォニアム)
  • ポーランドのメロディーより クラリネット・ポルカ(クラリネット)
  • ロッシュ作曲 エチュード第3番(トロンボーン)
  • ベートーヴェン作曲 メヌエット ト長調(クラリネット)
  • ワイセンボーン作曲 エチュード作品8第2巻より(ファゴット)
  • 葉加瀬太郎作曲 情熱大陸(エレクトーン) 等

POINT

子どもと一緒に音楽を楽しむ力は保育の現場で欠かせません。

演奏実技では、幼児教育の現場に相応しい基礎的な音楽能力がどれぐらい備わっているかを評価します。実技の中では、楽譜の理解、リズム・拍子感、強弱、演奏技術、演奏表現、演奏マナー、アドバイスに対する受け答え・態度などを確認します。

造 形

保育者は、子どもといっしょに絵を描いたり、工作をしたりします。また、さまざまな絵や工作物によって保育環境を設定します。
保育の現場ではさまざまな場面で、造形的な能力が必要になるため、「絵を描く」「工作をする」など、造形が得意な人を対象に実施します。

実技試験(90分) 壁面制作「季節や行事を表現した壁面の制作」

壁面制作とは?

保育室に飾るための小壁面を制作します。
主題(季節や行事等)及びモチーフとなる動物は当日発表します。

壁面とは保育の現場において、子どもたちに季節や行事に興味・関心を持たせたり、保育室を楽しい雰囲気に装飾したりすること等を目的に制作される平面造形物のことです。

●壁面制作の流れ

  • 主題(季節や行事等)及びモチーフとなる動物の発表、資料(写真)配付
  • 下書き(スケッチ) 15分程度
  • 下書きについてのアドバイス 1人3分程度
    受験者全員でそれぞれの下書きについてのアドバイスを聞きます。
  • 制作 60分
    アドバイスを受けて、壁面を制作します。

●材料と道具

  • 材料/台紙(八つ切り大色画用紙)、色画用紙(貼り付け用)、お花紙(色のついた薄い紙)、スティック糊、下描き用紙、色鉛筆、水性色マジック、サインペン、鉛筆、クレヨン
  • 道具/はさみ、カッターナイフ
  • ※材料、道具は本学で用意したもの以外を用いることはできません。

POINT

子どもたちが喜ぶ造形物を作る力は今後の保育現場で役立ちます。

制作した作品から、発想力や技術力を評価します。また制作の過程から、下書きのアドバイスに対する修正力や、制作の取り組み姿勢なども確認します。

どんな準備をすればいい?

①壁面制作の本を見てみる
動物を用いて、季節や行事に興味を持たせたり、楽しい雰囲気を作ったりするためにはどのような表現をすればよいかを考えてみましょう。
②何度でも壁面制作をしてみましょう
色画用紙やお花紙など、ほとんどの材料は100円ショップにて購入できます。いろいろな動物や行事をテーマに制作してみましょう。

身 体

保育者は子どもとさまざまな運動遊びを行います。その中で、子どもと一緒に楽しく遊んだり、手本を見せたり、教えたりといった、運動遊びに関わる身体能力が必要とされます。
将来、保育者になりたいという意欲を持ち、体を動かすことが得意な人・好きな人を対象に実施します。

(1)運動観察
  • 「けん玉を失敗している人の動画(もしかめorとめけん)」を鑑賞。
  • 動画の人物の動きの特徴を踏まえながら、なぜ失敗したのか?どのようなアドバイスを送ればいいか?等を用紙に記入。
(2)運動遊び(けん玉)
①とめけん
とめけんを10回実施し、その成功回数を記録します。
※まわしけん(玉を手で回転させてからとめけんを実施)は不可とします。
②もしかめ
●3分間の制限時間内で、連続成功回数を記録します。(テンポは自由)。
●大皿に玉を乗せた状態から開始とします。
●制限時間内であれば、何度でもやり直しを可能とします。
●3分経過時点での最高連続成功回数を記録します。

※けん玉は本学が用意した日本けん玉協会認定けん玉を使用します。

(3)基礎体力検査

文部科学省新体力テスト(12歳~19歳対象)に準拠して、以下の2種目を行います。

●反復横跳び
●20mシャトルラン

【参考】
高校生(女子:17歳)の平均(スポーツ庁,令和元年度体力運動能力調査より)
反復横跳び 全国平均 48.8点 運動部平均 52.0点
20mシャトルラン 全国平均 52.5回 運動部平均 66.8回

けん玉が上手にできるようになるためには?

けん玉は道具の使い方が大切です。玉をどう上げるか、玉をどう受け止めるか、など着目するポイントを見つけましょう。道具の使い方以外にも着目するポイントはたくさんありますので、いろいろな人のけん玉をする様子を見て、上達するポイントを考えてみましょう。

POINT

保育者自身が運動を楽しむことが保育の現場でも必要になります。

なぜけん玉を実施するの?

けん玉を専門的に実施してきたという人は多くありません。身体分野ではけん玉を題材に“新しい運動遊びにチャレンジする姿勢と結果”を見ています。したがって、けん玉が得意だから合格というわけではありません。
結果として「けん玉技を習得できたか?」ということはもちろん大切ですが、練習する過程で、けん玉技の特徴をきちんと理解し「習得するためのコツ」「失敗する原因」などを自分の言葉で説明できるか?なども重要視されます。

探 究

意欲的に「探究活動」に取り組んできた⼈を対象に実施します。
保育現場は、毎日が変化に富んでおり、正解が⼀つではない世界です。保育とは、課題を見つけ、情報を収集して整理・分析を行い、実行していくという「探究活動」そのものであると⾔えます。
高校生活などで取り組んだ「探究活動」の成果をアピールしてください

(1)発表(5分程度)
  • 探究活動の成果を、本学教員(2名)に対してPowerPointを用いて発表します。発表に使用する機材(PC、プロジェクタ、スクリーン)は本学にて用意します。なお、制作物や配付可能な資料がある場合は、試験当日に持参してください。
(2)質疑応答(10分程度)
  • 発表内容や探究活動の内容について、本学教員が質問します。

POINT

正解のない課題についてじっくり考える経験は今後の大学生活や保育現場でも役に立ちます

どんなテーマで探究活動をすればいいの?

テーマは自由です。自分の興味・関心のあるテーマで取り組んでください。保育・幼児教育分野に関連するテーマで探究を行う場合、本学実施のイベント「保育の課題探究」で幼児教育学科の先生からアドバイスを受けることができます。ぜひご参加ください。

STEP32次選考

2次選考は【ステップアップレポート】です。

保育に関連する課題図書を読んで、その感想と自分の意見をレポートにまとめます。課題図書は仁愛女子短期大学が用意します。受験生の皆さんが購入する必要はありません。

昨年度の課題図書
子どもが対話する保育「サークルタイム」のすすめ
大豆生田啓友・豪田トモ 著(小学館)
子どもにかかわる仕事
入学後の学びや、「子ども」について考えるきっかけにもなります。

STEP4合格発表

11月1日に合格発表します。学校推薦型選抜よりも早く合格が決まります。入学準備を始めましょう!

STEP5入学前学習

スムーズに短大での学習をスタートできるように、入学前学習を実施します。

入学前に短大の学びを体験しよう!

2024年度入学生の例

①テキスト「保育の基本用語」を読み、課題に取り組む
②「幼児教育学科・福井市との合同発表会」を見て感想を書く
③ピアノについての動画を見て練習する

STEP6いよいよ入学!

ステップアップ型で入学した先輩から、入学までの体験談を語ってもらいました!

「音楽」で受験

やまきたさん
やまきたさん
(丹南高校 出身)
「音楽」を選んだ理由は?
「音楽」を選んだのは、自分の得意なピアノを活かせると思ったからです。試験本番では、初めて会う先生の前で演奏をするという緊張感を味わったことで自分に自信がつき、良い経験になりました。
「音楽」の実技試験までに、どんな練習をしましたか?
課題曲は、ショパンのワルツを選びました。学校が終わったあとも残って練習を重ね、高校の先生にも聞いてもらいながら本番の雰囲気を想定して練習をしました。演奏以外にも、面接の対策として音楽の知識もつけておくようにしました。
今後の目標にしていることを教えてください。
学生の間にしかできないことを楽しみながら、残りの学生生活を過ごしていきたいです。また、その中で自分の意志や目標を明確にし、自分に合う就職先を見つけていきたいと思っています。

「造形」で受験

いのうえさん
いのうえさん
(鯖江高校 出身)
「造形」を選んだ理由は?
「造形」を選んだのは、もともと絵を描いたりものを作ったりすることが好きで、自分の得意分野を強みにして受験できると考えたからです。試験当日も、壁面から楽しそうな雰囲気が伝わるようにすることを意識して制作しました。
「造形」の実技試験までに、どんな練習をしましたか?
うさぎやいぬなどの動物や、季節の行事など、保育現場でよく使われるモチーフは一通り作れるようになりたいと思って練習しました。高校の先生からは、作った作品を評価してもらったり、面接のアドバイスももらったりしながら試験にそなえました。
「総合型選抜A(ステップアップ型)」で受験して良かったと思うことは?
実技試験や2次選考のステップアップレポートを通して、高校3年生の早い段階で保育について考える機会ができることです。他の選抜方法よりも早く合格が決まるため、入学までの準備にきちんと時間を使えることも良かったです。

「身体」で受験

ひらいさん
ひらいさん
(福井工業大学附属福井高校 出身)
「身体」を選んだ理由は?
高校で運動部に所属していて体を動かすことが好きだったので、部活で鍛えてきたことを発揮できると思ったからです。総合型選抜A(ステップアップ型)は早期に受験でき、入学までの準備を余裕持ってできるのがよさそうだと考えて受験を決めました。
「身体」の実技試験までに、どんな練習をしましたか?
シャトルランの実技に向けて、毎日少しでも体を動かすことを意識してトレーニングをしました。けん玉は繰り返し何度も練習をし、10回連続でとめけんができるまで練習する日もありました。
「総合型選抜A(ステップアップ型)」で受験して良かったと思うことは?
自分が得意なことを発揮でき、その評価が合格につながるところです。試験の中では将来自分が保育者として働いている姿を考える機会や、入学前教育では保育用語を勉強する機会があり、保育者をめざすための準備ができたのも良かったです。

先生からのアドバイス

幼児教育学科の先生からのアドバイスです。

高校生のみなさんへ

木下 由香先生
木下 由香先生
「総合型選抜A(ステップアップ型)」に向いている人とは?
「将来、保育職に就きたい!」と強く思っている人です。また、【音楽】【造形】【身体】のいずれかの分野に自信のある人や【探究】に意欲的に取り組んできた人が向いているでしょう。本学で学びたいという熱意を、自分の得意なことでアピールしてください。
「総合型選抜A(ステップアップ型)」の合格・評価ポイントは?
【音楽】【造形】【身体】【探究】の個別試験の結果も大切ですが、それだけで判断しません。面接やステップアップレポートなどを通じて、保育者をめざすことになった経緯と熱意、入学後に取り組みたいことなどを自分自身の言葉で説明できるようにしておくことが大切です。
「総合型選抜A(ステップアップ型)」受験のために準備しておくと
よいことは?
オープンキャンパスに参加したり、詳しい資料を読んだりして、情報収集に努めるなかで、受験する分野を決めていきましょう。「保育者としてふさわしい力」とは何かを念頭に置いて、準備を進めてください。