生活デザイン専攻の学べること

デザインにおける基本技術を身につけると同時に、「何を作るか」という企画力から、「どう作るか」という段取り力、表現力までを総合的に学びます。

デザインの基本

住まい、街の景観など人が暮らす空間を考える「環境デザイン」、心を動かすビジュアルイメージを表現する「ビジュアルデザイン」、身近なモノを美しく、使いやすくすることで日々の生活を豊かにする「プロダクトデザイン」、被服の知識や洋服作りの方法を習得する「ファッションデザイン」の4つの分野を網羅したカリキュラム。さまざまな分野に挑戦してデザイン全般を学びます。

企画力

授業は「誰のために、何のために、どのように作るのか」という基本的な考え方に沿って、ターゲットの設定の仕方やコンセプトメイキングなどを身につけていきます。こうした思考力や企画力はデザイン以外の仕事でも必ず必要となる能力。授業の一環として地元企業や行政とコラボレートしたフプロジェクトに参加する機会もあり、実践力も養われます。

段取り力

デザインを行うときは、明確な目的を持ち、フィニッシュに向けてしっかりした準備をしておくことが大切。さらに、消費者やクライアントへの心配りや周りのスタッフへの気遣いなども重要になります。プロとして活躍中の講師による現場さながらの指導により、段取り力を自然に身につけることができます。

表現力

デッサンやグラフィックソフトの操作、立体物の制作、写真撮影、洋服作りや洋服のリメイク、布の染色など、デザインを表現するための技術もしっかり身につきます。基礎から始めるので、未経験者でも楽しみながら上達可能。また、コンテストの応募や卒業制作など、表現力を試す機会も用意されています。

学びの特色

第一線で活躍するプロによる本格指導

生活デザイン専攻の専任教員は、全員がデザインの現場経験者なので、社会が求めるデザインを総合的に学ぶことができるカリキュラムを構築しています。また、専任教員以外に、建築家やインテリアコーディネーター、ウェブデザイナー、・プロダクトデザイナーなど、さまざまな業界のプロが授業を担当しており、各分野の具体的な知識や技能を習得することができます。

TOPICS

実践を通して学ぶ、幅広い取り組み

卒業制作展
2年間の学びの集大成として、各自が作品を制作し、本格的な展覧会を行います。毎年、卒業制作展のテーマを決め、ポスターやDM、作品紹介パネルなども自分たちで作り上けげます。
写真 左)告知ポスター:2017年のテーマは「MAKUNOUCHI」中上)展示会場「福井市美術館アートラボふくい」
中下)自分たちで設営
右)学生が2年間の学びの成果を思い思いに表現したさまざまなジャンルの作品たち
コンクールへの出品・入賞
「福井県デザインコンクール」や「全国きものデザインコンクール」など、福井県内から全国公募のものまで、さまざまなコンクールに応募しています。写真 左)福井県デザインコンクール2016グラフィック部門グランプリ他3部門で入賞
右)全国きものデザインコンクール「一般手描きの部」金賞受賞作品
地域社会活動
地域の自治体や団体・民間企業から、専門性を活かした多種多様な依頼があります。授業課題として検討・制作したり、有志のプロジェクトチームで取り組んだりすることで、地元のまちづくりや活性化、新しいデザインの発信などさまざまな地域社会への貢献に結びつけています。 写真 左)福井市生活習慣病予防キャンペーン「ベジ・ファースト」ロゴマーク・ポスター作成
中上)企業とコラボしてLINEスタンプを制作
中下)福井市園芸センターのふくいサラダニンジン「きゃろふく」ネーミング・ロゴマーク作成
右)「森田エコキャンドル」の原画デザインの作成、企画・運営協力
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