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子どもたちの「やりたい!」を引き出し、伸ばしてあげたい。1年目で感じる現場の大切さ。
保育教諭

Y・Oさん 2024年卒業(2024年取材)
- 現在のお仕事内容について教えてください。
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保育教諭1年目ですが、3歳児クラスの担任をしています。
昨年、仁短2回生の時の保育実習で関わった子どもたちだったので、担任になれて嬉しいです。
子どもたちの「やりたい!」という意欲を引き出し、伸ばしてあげたいという気持ちで、日々保育を行っています。
- お仕事をするうえでのやりがいは何ですか?
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最初は名前を覚えてもらえず、白いTシャツを着た「白い先生」と呼ばれていました。
子どもたちに積極的に関わることで「〇〇先生」と呼ばれるだけでなく、先生として頼ってもらえるようになったと感じています。
やりがいは、子どもたちの成長を間近で見られることです。
トイレトレーニングがスムーズにいかず心が折れそうになっていた子を、「カッコいいパンツを履こうね!」と励まし、援助したことでオムツを卒業できました。
保育者になってまだ半年ですが、たくさんの成長を見ることができました。
できなかったことができるようになった時の喜びは、この仕事の醍醐味だと思います。
- これまでの仕事の中で特に記憶に残っている印象的なエピソードを教えてください。
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ジュース作りから、子どもたちの発想力に驚かされたことです。
実際のフルーツを使用し、ミキサーでジュース作りをした際に、子どもたちには りんご→赤色、桃→ピンク色という思い込みがあったようで。皮を剥いた時の果実の色や褐変した様子を見て、衝撃を受けていました。そこから色の変化をより楽しむようになり、遊びの幅が広がっていきました。お友達同士で協力しあったり、違う目的で用意していた道具を上手に遊びに取り入れたり。気が付けば長時間集中して遊べるようになっていました。子どもたちの発想力は本当にすごいですね!
- 仁短で学んだことが現場で活かされていると感じるのはどんなことですか?
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「おもちゃ研究」の授業で教わった季節や年齢に応じた遊び等は、現場ですぐに役に立ちました。改めてもう一度受けたいと思うくらいです!
また、授業「発達心理学」の内容は、働き始めて「先生が言ってたことだ!」と、実感する場面ばかりで驚いています。卒業後も授業担当の先生に相談に乗ってもらっていて、関わり方や考え方のアドバイスをいただいています。
ピアノは初心者で仁短に入学した時は苦手意識がありましたが、今は現場でも抵抗なく弾けるようになっています。2年間頑張ってよかったです。
- 仁短を選んでよかったと思っていることを教えてください。
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先生方が親身になってくれることです。卒業後も仁短に行くことがありますが、先生方は毎回「おかえり」と温かく迎えてくれます。私の話を楽しそうに聞いてくれたり、アドバイスをくれたり。遅い時間になっても相談に乗ってくださる先生方には本当に感謝しています。仁短は、戻りやすく頼れる場所です。
- 定時後や休日などのプライベートな時間は、どのように過ごされていますか?
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ハンドボールチーム専属チアチームで活動(キャプテン)をしています。週に1度の練習と試合のある日はチアチームでダンスパフォーマンスや応援盛り上げを行っています。また、観客の皆さんへの挨拶やSNSで発信もしています。
好きなことを続けられる嬉しさと、活動を応援してくださっている園に感謝しています。
- 短期大学卒ということで、四大卒の方よりも早く社会や現場に出たことのメリットを感じることはありますか?それはどんな時でしょうか?
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現場に出てみると、授業だけではわからなかったことがたくさんあることを実感しました。子ども一人ひとりの個性に応じた保育をするためには、たくさん関わること(時間)が大切だと思うので、早く現場に出れることの重要性を感じています。
- 保育者としての今後の目標について教えてください。
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子どもの気持ちに寄り添える保育者になりたいです。
子どもの気持ちを出来る限り理解し、何がその子にとって良いのか・成長できるのかを考えながら援助できる保育者を目指しています。