
生化学実験の時間に、各自が採尿を行い尿中の尿素窒素の測定を行いました。
まずは、自分の尿をメスフラスコを使って希釈します。
この作業を慎重に行わないと結果に誤差が生じます!!
次に、発色液Aを入れて37℃の恒温槽で15分で加熱していきます。
室温に冷まして...
そこに発色液Bを入れて、再び37℃の恒温槽で10分加熱します。
加熱中待っている間は、ホワイトボードを写したり、実験器具を洗ったり...
加熱終了後、恒温槽から取り出すときれいな緑色に発色しました!
緑色が濃いほど尿素窒素が多く含まれていることになります。
(黄色く発色しているのは、盲検といって試料の代わりに蒸留水を入れたものです。
吸光度を測る時にこれをゼロ点として試料の吸光度を測定していきます。)
発色した試料をセルに移し、分光光度計(吸光度を測定する機械)にセットします。
そして、各自の尿中の尿素窒素の吸光度を測定しました。
最後に、吸光度を用いて計算を行い、自分の採取した尿の中にどれだけの尿素窒素が
含まれているか算出しました。
尿素窒素が高くなる理由としては、高タンパク質食(焼肉やステーキなどの豪華な食事)を食べた時や
体調(生理中)などがあげられます。