幼児教育学科の在学生/卒業生の声

先輩たちの「今」を少しだけ、のぞいてみましょう。

在学生の声

はた さん(2年)

学びと実践を重ねたら、理想の保育が見えてきた。

ジンタンに進学した理由

高校時代にインターンシップとして地元の保育園に通い、子どもたちと触れ合ったことがきっかけで、保育者という仕事をもっと知りたいと思うようになりました。 仁愛大学への進学も検討しましたが、2年間で保育士資格と幼稚園教諭免許を取得して就職に繋げられる利点から、仁短を選びました。

1年次

保育・幼児教育の基礎を築く時期です。毎日みっちりと授業が続き、覚えることもたくさんありました。最初は保育とどうつながるのかイメージしにくい学習内容でも、 現場に出ると必要性を実感することばかりです。9月には附属幼稚園で初めての実習を経験し、年が明けると、いよいよ自分が希望する外部施設での実習がスタート。 初めて経験する指導案の作成や手遊びの準備などを頑張りました。

2年次

幼稚園・保育園などでの実習が続いて大忙しに。実習中は日誌をつけたり、体験を振り返って実習ノートにまとめたりと、自分の行動をまとめる期間でもあります。課題も見えてくるので、持ち帰って先生に確認し、 次の実習に反省点を活かせるように心がけました。成果も少しずつ現れてきて、子どもへの対応に困った時でも、「今、この子はこういう発達段階なんだな」と、客観的に見られるようになったと感じます。 また、実践を重ねた事で、施設それぞれに異なる教育方針・保育方針があることに気づき、私らしい保育ができる就職先を探す目安になりました。

仁短だから学べたこと

学習の成果を地域の子どもたちに向けて発表!

2年間の学習の成果を発表する場として「幼児教育学科発表会」があります。当日は、地域の子どもたちを招いてダンスやミュージカルを上演するほか、制作物の展示、調査研究内容のプレゼンテーションなどが行われました。2年生になった私は、こうした発表会全体の実行委員を希望し、1年間、さまざまな経験をすることができました。それぞれの学生の発表内容を事前に調査し、発表の流れや場所の配置を決定したり、プログラムの制作と県内各所への発送作業をしたりしました。また、本番当日は、発表会の司会もしました。いろんな方との打ち合わせや、急な変更への対処など苦労も多かったですが、これから保育者として働くうえで参考になることがたくさんあり、自らの成長を確認する機会ともなりました。

卒業後の進路

春から保育士として働きはじめるのは、実習でお世話になった保育園です。家庭的な保育方針のもと、子どもたちがのびのびとしていた様子が印象的で、私も自分らしい保育を追求していけそうだと感じました。めざしているのは、いつもやさしく、場合によっては厳しく、子どもの成長や発達をしっかり支援できる保育者。学んだことを活かし、先輩方を見習って成長していきたいです。

ひろさわ さん(1年)

「先生」としての視点を意識しはじめました。

保育者になるための勉強を重ねるにつれて、「先生」としての意識が芽生えてきたと感じます。特に、「発達心理学」の授業では、乳幼児の各成長段階における心理や行動を実例を交えて教えてくれるため、子どもを見る目が変わりました。附属幼稚園で行った初めての教育実習では、子どもの遊びが成長や学びにつながっていることを実感しました。実習は、自分の未熟な点に気づく機会でもあります。課題を目標に変えて、子どもや保護者に信頼される保育者をめざして成長していきたいです。

卒業生の声

かわしろ さん(2014年卒業)
現在は保育園に勤務

2年間の学びが支え続ける、子どもの成長への深い理解。

私が働く保育園では、遊びなどの活動に目標を設定して取り組む「設定保育」を採用しており、子どもの各発達段階に対する理解が欠かせません。2歳児のクラス担任として子どもたちと向き合う日々を支えているのが、仁短で身につけた保育の知識と実践力です。今でも時折、学生時代の教科書や、授業で配布されたプリント類を読み返しては、子どもの発達の目安や保護者の方々とのやりとりに活かしています。保育者をめざして学んでいた頃の熱い気持ちを忘れずに、いつまでも第ー線で働いていきたいです。

こが 様 園長

保育のプロにふさわしい勉強熱心な先生。

時代に即した保育方針を随時取り入れている当園では、保育士の先生方に勉強していただくことが非常に多いと思います。なかでもかわしろ先生は、真面目で勉強熱心。積極的に園内外での研修で学び、日々の保育に新しい手法を取り入れています。特に、子どもたちの成長を支援する環境を試行錯誤しながらつくり上げている様子には感心します。学生時代から重ねてきた努力を当園でも続けて、保育の道で自己実現をめざしてほしいと思います。

かわぐち さん(2017年卒業)
現在は保育園に勤務

仁短で学んだすべてが自分の財産になっている感覚。

1歳児クラスを担当して2年。次第に周りを見る余裕が出てきて、子どもたちと信頼関係を築けているのを実感しています。入職1年目、仕事を覚えようと必死だった自分を支えてくれたのは仁短の充実した2年間でした。 障害児保育や家庭支援などの難しい授業も、現場に立つと「ここで役立つんだ」と気づく瞬間が多く、自然と実践できています。公務員なので異動も経験すると思いますが、さまざまな園で、幅広い年齢の子どもと接しながら専門性を高め、信頼される保育士になりたいです。

みやこし 様 先輩保育士

素直な性格で、成長がめざましい後輩です。

かわぐちさんとは歳が近く、互いに相談しながら仕事をする仲です。ともに仁短の卒業生なので、授業や先生の話など共通の話題で盛り上がることも。後輩ではありますが、対応力には目を見張るものがあります。先日の誕生日会ではハプニングにも動じずに司会をこなし、大役を見事に果たしてくれました。仕事をするうえでは、分からないことを自分で調べて解決しようとするだけでなく、素直に質問するなど人から学ぶことも大切ですが、かわぐちさんはその姿勢も素晴らしく、着実に成長しています。

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