保育士の仕事を選んだ理由は?

子どもの頃に通っていた幼稚園の先生がとても優しくて温かく、「私もこんな先生になりたいな」と思ったことが、最初のきっかけだったと思います。また、母親が保育士をしていたこともあり、私自身も小さい子どもが大好きでしたし、中学の時に赤ちゃん抱っこ体験をしたことや、高校の職場体験で、実際に赤ちゃんから年長さんまでの子どもたちに関わったことで、保育の仕事をしたいという気持ちがさらに強くなりました。仁愛女子短期大学への進学を決めたのは、伝統あるこの短大で保育の専門的な知識を学びたいと思ったからです。在学中は多くのことを学びましたが、豊富な実習での経験や手遊びなどは、今も私にとって貴重な財産です。卒業後は、3年間の幼稚園臨時教諭を経て、現在の職場に保育士として就職。可愛い子どもたちや経験豊富な先輩保育士と共に、充実した毎日を過ごしています。

保育士の仕事でやりがいを感じるところは?

一人ひとりの子どもの成長が間近で見られること、保護者の方と成長の喜びを共有できることは、やりがいの一つです。現在、1歳児を担当していますが、一人で食べたり走ったりするなど、できることが増えた時や、子どもをギュ〜ッと抱きしめた時には幸せを感じますし、子どもが喜んでいることを一緒に喜べた瞬間がとても嬉しいです。また、「先生大好き」という子どもの言葉や、保護者の方から「毎日保育園へ行くのを楽しみにしています」という言葉をもらえた時は、「大変だけど、この仕事を選んで良かった」と、心からの嬉しさとやりがいを感じます。当初は、保護者の方との接し方が分からず、悩んだこともありましたが、最近は、子どもたちの園での様子なども気軽に話せるようになり、「園で聞いたことを家でもやってみたらできた」などの声を聞くと、頑張って良かったなと感じます。

仕事をする上で大切にしていることは?

子どもたちがケガをせず、元気で毎日過ごせるようにするのはもちろん、まずは登園してきた時に「○○ちゃん、おはよう」と、1日が楽しく過ごせるよう顔を見て、笑顔で声をかけ、さらに保育園の子どもたち全員に、毎日一言でもいいので声をかけることを大切にしています。また、不安を抱えている子に、安心して登園してもらうため、その子の気持ちを受け入れながら「保育園は楽しい」ということを伝えるよう心がけています。この仕事は保護者の協力や理解、そして周りの先生との連携も大切ですので、しっかりとコミュニケーションを取るようにしています。

同僚から見た上野さんは
ピアノがとても上手で
心配りのできる先生です

吉田さん
上野先生は、笑顔がキュートで穏やかな先生です。仕事はとてもまじめで、発表会の踊りや季節の製作を早い時期から計画し、無理なく子どもたちを楽しませています。また、ピアノがとても上手で、昨年はひな祭り会の職員合奏で素敵な演奏を披露。忙しい時には、いつも自分から声をかけて手伝ってくださるなど、その心配りがとても嬉しいです。
Private Life
ピアノ
5歳から続けているピアノ
継続する大切さを学びました

5歳の時からピアノを習い始め、今年で21年目。自分の好きな曲もいろいろと弾けるようになったことが、とても嬉しいし、楽しいですね。また、ピアノを通して、何事もすぐに諦めずにやり続けることの大切さ、継続することの意味を学ぶことができたと思います。
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