授業で学んだ内容をもとに実習に臨み、実習で得た課題の解決方法を授業で学ぶ。
高校・短大・保育現場のシームレスなつながりと的確なサポートが確かな実践力を育みます。
入学前
4月
入学
1年次前期
9月
仁短の授業はグループでの活動が多く友達と協力して楽しく学ぶことができます。また敷地内に最初の実習先でもある附属幼稚園があり、子どもたちのいる環境に無理なく馴染むことができます。初めての実習では「子どもの気持ちに共感する」ことや「代わってしてあげるのではなく手助けをする」ことなど、保育の基本の大切さを実感。同時に、自分たちに不足しているものも明確になり、今後の課題を知ることができました。
あおたけさん
1年次後期
保育所での実習には不安もありましたが、子どもたちから「楽しかった」という言葉を聞くことができ、保育者としてのやりがいを感じました。現場の先生たちが働く様子を間近で見ることができたのも大きな収穫です。また、子どもと触れ合うことの楽しさを実感し、保育者としての意識も高まりました。今後の実習では幅広い年齢の子どもたちと接するようになるので、年齢ごとの発達や特性について理解を深めておきたいと思います。
わたりさん
2年次前期
2年次前期には3週間の教育実習があります。私は年齢ごとの発達と成長についての学び直しやピアノの練習などの準備をして臨みました。実習の中で取り組んだ設定保育※では、指導案づくりや子どもの楽しませ方に苦労しましたが、その分充実した時間になったと思います。また、保育者としての責任を意識し気持ちも引き締まりました。現場で経験したことや先生方からいただいたアドバイスは、学生同士で共有して今後の力にしたいです。
※特定の目的や意図を込めた指導案をあらかじめ用意し、それに基づいて行う保育。
くぼさん
2年次後期
10月
2月
保育の現場にも慣れ、実習の時も子どもの安全や成長を考えた保育ができるようになりました。意見交換や発表などを通して話し合う力も身についたと感じています。また、ゼミでの取り組みから、子どもの年齢と遊びの関係性や保育における遊びの役割と重要性をより深く理解できたことは、強みの一つになると思います。仁短での学びもいよいよ大詰め。卒業後は子どもの小さな悩みも理解し寄り添える保育者をめざしてがんばります。
やまざきさん
3月
卒業
卒業後
子どもたちから見れば、実習生は「先生」です。保育者として子どもたちと一緒にさまざまな活動を行う時間の中で、幼稚園の先生の仕事をしっかりと観察し、短大で学んできた内容を実践します。子どもたちとかかわりながら、実習を通して大きく成長することができます。
子どもたちの様子を確認しながら、笑顔で挨拶をします。個々に応じて持ち物などの整理を手伝うこともあります。
子どもたちの興味や関心を大切にしながら、園庭で遊んだり、製作を楽しんだりさまざまな活動をします。
子どもたちと一緒に楽しく給食を食べます。机の用意や配膳の手伝いなどもします。
幼稚園の先生と一緒に子どもたちを見送ります。子どもたちが帰った後は、片付けや掃除をし、翌日に子どもたちが遊べる環境などの準備をします。
担当の先生と一日の振り返りをします。一日の保育の中で気になったことなどを質問したり、アドバイスをもらったりして、今後の実習に活かしていきます。
実習前は事前学習、実習中は教員が実習先へ訪問して各学生の状況を把握、終了後には報告会で課題の共有と解決を行うなど、各段階で的確なサポートを実施します。また、学内には幼稚園園長経験のある職員が常駐する「実習支援室」を設置し、学生からの相談を受け付けています。保育現場とつながりの深い教員が多く、現実に即したアドバイスができることも仁短の強みの一つです。
包括連携協定を結んでいる福井市との協働により、学生と現職保育者が保育の研究を発表する場を共有し、互いに学びを広げ、深めることを目的とした「保育研究合同発表会」を毎年2月に開催。2年生の学生による「保育総合ゼミナール」で取り組んだ学習成果の発表、福井市公立園による研究成果や課題の発表などを行っています。
夢を夢で終わらせない。
「見通しの持てる保育者」の育成と
「見通しを持てる環境」の
実現をめざして。
仁愛女子短期大学では、確かな基礎に加えプラスアルファの強みを身につけた保育者の育成と同時に
卒業生が安心して保育の仕事に取り組める環境づくりを積極的に行っています。
「認定絵本士」とは、絵本に関する幅広い知識や技能を活かして、絵本の魅力や可能性を伝える絵本の専門家です。絵本には子どもの創造力や感受性を豊かにするなど、さまざまな効果があると言われており、保育者に人気の資格です。本学では「子どもと絵本」の単位修得をすることで、「認定絵本士」の資格を取得することができます。
「子どもと絵本」の授業では、絵本の読み方や子どもの年齢に合わせた絵本の選び方を学びます。また、いろいろな講師から話を聞く機会もあり、絵本の言語的・視覚的表現の特性を学ぶなど、絵本に関する知識・技能を高めることができます。
はがねさん
ゆうりさん:私たち姉妹は、保育者になるという同じ夢を叶えるため仁短に入学しました。仁短を選んだのは実践的な授業がたくさんあり、保育士資格と幼稚園教諭二種免許状が同時に取得できるからです。期待した通り、子どもと触れ合うことのできる実践的な授業がとても多く、授業を通じて次第に「子どもの見ている世界」を理解できるようになるなど、確かな手応えを感じながら学ぶことができました。
さくらさん:保育の専門性につながる、子どもの発達についての授業や絵本についての学びも興味深いものでした。「子どもと絵本」の授業では、子どもの世界を広げ豊かにする素敵な絵本にたくさん出会うことができました。卒業後は二人とも同じ園で保育者としてのスタートを切ります。子どもたちに楽しい思い出をたくさんつくってあげられる保育者をめざしてお互いにがんばりたいと思います。