幼児教育学科の
学びの特徴

2年間で保育者としての確かな力を育む学習環境

1実習と授業科目のつながりを
大切にしたサイクル

授業で学んだ内容をもとに実習に取り組み、実習で気づいた課題は各授業で解決策を学び、次の実習に役立てます。

2安心の実習サポート体制

2年間で10週間以上行われる学外実習では、実際の保育現場をよく知る教職員が一丸となってサポート。学内での実習前指導から実習終了後の報告会まで学生たちにしっかり寄り添い、丁寧に指導します。

3レベル別でのピアノ教育

ピアノは学生一人ひとりのレベルに合わせた指導を行います。また、入学前教育でもレッスンを実施するなど、「ピアノ演奏は初めて」という人も安心して学べる環境が整っています。

4子どもと触れ合える環境
~附属幼稚園や仁愛保育園との連携~

実習以外にもキャンパス内にある「仁愛女子短期大学附属幼稚園」やキャンパスに隣接した「仁愛保育園」で子どもたちに劇や演奏を披露するなど、普段の授業の中で子どもと触れ合いながら学べる機会が多くあります。

NEWキャンパスの隣に仁愛保育園が移転!

2022年3月、仁愛保育園が仁短のキャンパス隣に移転。以前にも増して子どもたちとの距離が近く、触れ合う機会も多い学習環境となりました。

実践力を育む学び方

シームレスな学びが実践力を育む

授業で学んだ内容をもとに実習に臨み、実習で得た課題の解決方法を授業で学ぶ。
高校・短大・保育現場のシームレスなつながりと的確なサポートが確かな実践力を育みます。

入学前

保育に関心を持つ
保育者になりたいという思いに気づき、保育を学ぶための準備をします。
仁短とのかかわり
  • ■保育体験ツアー
  • ■オープンキャンパス
  • ■入試
  • ■入学前学習
  • 1.「保育の基本用語」を読み、 漢字課題に取り組む
  • 2.合同発表会の視聴とレポート
  • 3.ピアノについての動画視聴と練習

4月

入学

1年次前期

保育を知る
保育の基礎的な知識や技能を学び、『附属幼稚園実習』に臨みます。

9月

教育実習(附属幼稚園)
仁愛女子短期大学附属幼稚園で1週間実習します。

保育の基本を学び次のステップへ

仁短の授業はグループでの活動が多く友達と協力して楽しく学ぶことができます。また敷地内に最初の実習先でもある附属幼稚園があり、子どもたちのいる環境に無理なく馴染むことができます。初めての実習では「子どもの気持ちに共感する」ことや「代わってしてあげるのではなく手助けをする」ことなど、保育の基本の大切さを実感。同時に、自分たちに不足しているものも明確になり、今後の課題を知ることができました。

あおたけさん

1年次後期

子ども理解
保育に関する計画と内容
附属幼稚園実習で得た課題を踏まえつつ、保育についてより深く学びます。
  • 2月
  • 3月
保育実習(保育所)
自分の希望する保育所で80時間実習します。
施設実習事前学習
知的障害者施設を見学します。

保育実習で得た手応えと次のステップへの意識

保育所での実習には不安もありましたが、子どもたちから「楽しかった」という言葉を聞くことができ、保育者としてのやりがいを感じました。現場の先生たちが働く様子を間近で見ることができたのも大きな収穫です。また、子どもと触れ合うことの楽しさを実感し、保育者としての意識も高まりました。今後の実習では幅広い年齢の子どもたちと接するようになるので、年齢ごとの発達や特性について理解を深めておきたいと思います。

わたりさん

2年次前期

保護者支援・特別支援
保育の環境構成と指導力
専門性の高い科目を学び、幼稚園、各種施設、保育所での実習に臨みます。
  • 6月
  • 8月
  • 9月
教育実習(幼稚園)
自分の希望する幼稚園で3週間実習します。
保育実習(施設)
児童養護施設、乳児院、知的障害児・者施設で80時間実習します。
保育実習(保育所・施設)
保育所または施設で80時間実習します。

保育者としての手応えを感じた3週間の教育実習

2年次前期には3週間の教育実習があります。私は年齢ごとの発達と成長についての学び直しやピアノの練習などの準備をして臨みました。実習の中で取り組んだ設定保育※では、指導案づくりや子どもの楽しませ方に苦労しましたが、その分充実した時間になったと思います。また、保育者としての責任を意識し気持ちも引き締まりました。現場で経験したことや先生方からいただいたアドバイスは、学生同士で共有して今後の力にしたいです。
※特定の目的や意図を込めた指導案をあらかじめ用意し、それに基づいて行う保育。

くぼさん

2年次後期

実践力への統合
就業への準備
すべての実習を終え、2年間の学びを統合し、保育者になるための準備をします。

10月

じんあいこどものくに
保育現場で活躍するための実践力を磨くため、毎年大学祭では地域の子どもたちを対象に「じんあいこどものくに」を開催しています。各クラスで子どもたちに喜んでもらえるような劇やゲームを企画して実施するなど、実際に子どもたちと触れ合いながら、日ごろ学んでいることを地域に向けて披露しています。

2月

福井市との保育研究合同発表会
福井市と連携した取り組みのひとつ。

2年間の学びの成果を力にいよいよ保育者の道へ

保育の現場にも慣れ、実習の時も子どもの安全や成長を考えた保育ができるようになりました。意見交換や発表などを通して話し合う力も身についたと感じています。また、ゼミでの取り組みから、子どもの年齢と遊びの関係性や保育における遊びの役割と重要性をより深く理解できたことは、強みの一つになると思います。仁短での学びもいよいよ大詰め。卒業後は子どもの小さな悩みも理解し寄り添える保育者をめざしてがんばります。

やまざきさん

3月

卒業

卒業後

保育者としての成長
子どもの成長にかかわっている実感を持ち、保育の仕事にやりがいを感じます。
仁短とのかかわり
  • ■ホームカミングデー

教育実習(附属幼稚園)の一日

子どもたちから見れば、実習生は「先生」です。保育者として子どもたちと一緒にさまざまな活動を行う時間の中で、幼稚園の先生の仕事をしっかりと観察し、短大で学んできた内容を実践します。子どもたちとかかわりながら、実習を通して大きく成長することができます。

出勤

園児登園

子どもたちの様子を確認しながら、笑顔で挨拶をします。個々に応じて持ち物などの整理を手伝うこともあります。

子どもたちと一緒に活動

子どもたちの興味や関心を大切にしながら、園庭で遊んだり、製作を楽しんだりさまざまな活動をします。

昼食

子どもたちと一緒に楽しく給食を食べます。机の用意や配膳の手伝いなどもします。

園児降園、翌日の準備

幼稚園の先生と一緒に子どもたちを見送ります。子どもたちが帰った後は、片付けや掃除をし、翌日に子どもたちが遊べる環境などの準備をします。

反省会

担当の先生と一日の振り返りをします。一日の保育の中で気になったことなどを質問したり、アドバイスをもらったりして、今後の実習に活かしていきます。

退勤

実習・学びのポイント

実習の支援

実習前は事前学習、実習中は教員が実習先へ訪問して各学生の状況を把握、終了後には報告会で課題の共有と解決を行うなど、各段階で的確なサポートを実施します。また、学内には幼稚園園長経験のある職員が常駐する「実習支援室」を設置し、学生からの相談を受け付けています。保育現場とつながりの深い教員が多く、現実に即したアドバイスができることも仁短の強みの一つです。

福井市との保育研究合同発表会

包括連携協定を結んでいる福井市との協働により、学生と現職保育者が保育の研究を発表する場を共有し、互いに学びを広げ、深めることを目的とした「保育研究合同発表会」を毎年2月に開催。2年生の学生による「保育総合ゼミナール」で取り組んだ学習成果の発表、福井市公立園による研究成果や課題の発表などを行っています。

学内外でのさまざまな取り組み

夢を夢で終わらせない。
「見通しの持てる保育者」の育成と
「見通しを持てる環境」の
実現をめざして。

継続的・多角的に保育者としての成長をバックアップ

仁愛女子短期大学では、確かな基礎に加えプラスアルファの強みを身につけた保育者の育成と同時に
卒業生が安心して保育の仕事に取り組める環境づくりを積極的に行っています。

認定絵本士資格の取得もバックアップ「認定絵本士」の資格取得ができる

「認定絵本士」とは、絵本に関する幅広い知識や技能を活かして、絵本の魅力や可能性を伝える絵本の専門家です。絵本には子どもの創造力や感受性を豊かにするなど、さまざまな効果があると言われており、保育者に人気の資格です。本学では「子どもと絵本」の単位修得をすることで、「認定絵本士」の資格を取得することができます。

子どもと絵本

「子どもと絵本」の授業では、絵本の読み方や子どもの年齢に合わせた絵本の選び方を学びます。また、いろいろな講師から話を聞く機会もあり、絵本の言語的・視覚的表現の特性を学ぶなど、絵本に関する知識・技能を高めることができます。

VOICE
「子どもと絵本」は、「おはなし会の準備」「年齢に合った絵本の選び方」など実践的な知識をたくさん得られる授業です。また、さまざまな絵本に触れ、絵本が持つ魅力と力について学ぶこともできました。卒業後は学んだことを活かして、読み聞かせの時間をより充実したものにするだけでなく、家庭でも絵本の力を子育てに役立てていただけるよう、保護者の方にもその魅力を伝えていきたいです。

はがねさん

附属幼稚園+仁愛保育園より近くなった子どもたちとの距離
幼稚園と保育園がすぐそこにある恵まれた環境の中で、子どもをとても身近に感じながら保育を学ぶことができます。授業を通しての触れ合いだけでなく通学時やお昼休みなど、一日のさまざまな場面で子どもたちと出会うことができる素敵なキャンパスです。
福井に広がるネットワーク保育現場で活躍する卒業生とのつながり
仁短は半世紀以上にわたり地元に根ざした教育を展開しており、今では福井県内で活躍する保育者の6割以上が仁短の卒業生です。これは、保育の現場から信頼していただけているからこその実績。また、このつながりによって先輩保育者から学べる機会も多く得られ、学生はもちろん卒業生にとっても大きな力となっています。

学生VOICE

同じ夢に向かって学び、ともに保育者の道へやまざきさん

ゆうりさん:私たち姉妹は、保育者になるという同じ夢を叶えるため仁短に入学しました。仁短を選んだのは実践的な授業がたくさんあり、保育士資格と幼稚園教諭二種免許状が同時に取得できるからです。期待した通り、子どもと触れ合うことのできる実践的な授業がとても多く、授業を通じて次第に「子どもの見ている世界」を理解できるようになるなど、確かな手応えを感じながら学ぶことができました。
さくらさん:保育の専門性につながる、子どもの発達についての授業や絵本についての学びも興味深いものでした。「子どもと絵本」の授業では、子どもの世界を広げ豊かにする素敵な絵本にたくさん出会うことができました。卒業後は二人とも同じ園で保育者としてのスタートを切ります。子どもたちに楽しい思い出をたくさんつくってあげられる保育者をめざしてお互いにがんばりたいと思います。

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