大きな情熱と信念を持って、酒造りに取り組んでいる会社であるというところに、感動したことが入社を決めた理由です。企業説明会で蔵元の話を聞いた時、会社で働いている社員のみなさんが、より良い商品を造るために一丸となって取り組んでいること、その商品をお客様の元へ届けるため、毎日一生懸命に働いている様子がひしひしと伝わってきたのです。そのことに感動し、この会社ならやりがいのある仕事ができる、私も一緒に頑張りたい、と強く思いました。また黒龍酒造は、日本文化の伝統を大切にしている蔵元であり、中身はもちろんのこと、ブランドイメージとなる商品のボトルやラベルなどのデザインも、クオリティの高いものを提供しています。これも、デザインを専攻していた私が感銘を受けた部分であり、仁愛女子短期大学で学んだデザインの知識や経験を活かせるのではと思い、魅力に感じた点でした。
現在、企画・営業の仕事の一環で、広報活動のサポートにも携わっていますが、もともと広報には興味があったので、やりがいを持って取り組んでいる仕事の一つですね。広報誌やホームページの制作では、当社のイメージが正しく伝わるようなデザインの構成を考えたり、文章を書いたりしていますが、イメージ通りにうまくまとめられた時には嬉しさを感じますね。これには短大のデザインの授業で学んだことが、とても役立っています。また、日本酒の試飲会などで、直接お客様から「広報誌、良かったよ」「ホームページを見た」という声を聞いた時にも嬉しいですね。その他にも、メールや電話での問い合わせ、酒販店の皆様との交流など、営業の仕事ではいろいろな方と触れ合う機会がたくさんあります。多くの人と出会い、さまざまな経験ができる、これが営業の仕事の面白さであり、やりがいだと思っています。
仕事を楽しむことです。まずは、自分自身が楽しみながら仕事をすることが、新しいアイデアやひらめきにつながると考えています。当初は、真面目に考え過ぎてなかなかいいアイデアが思いつかず、悩んだりもしましたが、ある時上司から「自分がやってみたいこと、興味を持って取り組めることを、前田さんらしくやればいい」と言われたことがきっかけで、そう考えるようになりました。今はまだ発展途上ですが、将来は自分らしさもだしつつ、日本酒の魅力を若い人や女性に向けて発信できればと思っています。あとは、笑顔を忘れないことですね。