8月10日から12日までの3日間、福井県小浜市・若狭町で行われた「WAKASAアートキャンプ」に生活情報デザイン専攻の1年生3名が参加しました。
福井県は、世代や障がいの有無、国籍などを超えてアートの視点から多様性への理解を広げることを目指す「みんなでつながるアートプロジェクト」を実施しており、その一貫として、県外の美術大学と連携し、様々な主体が創作活動を通じて交流できる福井ならではのアートイベントの企画立案に取り組んでいます。
今回は、武蔵野美術大学 芸術文化学科 佐々木ゼミに所属する3年生14名に、福井県の大学生・高校生10名が加わり、計24名が挑みました。題材は「若狭めのう」。江戸時代にはじまり、全盛期には約300人が従事していたとされる若狭地方の伝統工芸です。
1日目は小浜市の関連施設を巡りながらリサーチ活動を行いました。
御食国若狭おぼま食文化館・若狭工房


宗助工房



若狭歴史博物館

若狭姫神社

2日目はアートイベントを実施する熊川宿に移動し、企画に関するガイダンスを受けた上で、リサーチ活動やグループワークを行いました。
熊川宿若狭美術館

熊川宿を散策

グループに分かれアイデアを重ねる

最終日はプレゼンテーションに向け、企画をまとめていきます。

そして、プレゼンテーション。若狭熊川宿まちづくり特別委員会の宮本会長をゲストに、5チームがそれぞれの企画を発表しました。

発表された企画は、いずれも若狭めのうという題材を、それぞれの角度からとらえたものでした。素材そのものの魅力に注目したもの、加工技術の工程に着目したもの、熊川宿の歴史やまちなみの特徴を踏まえ、その場所だからこそ成り立つかたちで作品や体験を配置していく提案でした。広い範囲にわたるリサーチをていねいに整理し、そこから一つのコンセプトを立ち上げていく過程が、どのチームの発表からも伝わってきました。
美大生の力強いデザイン思考と、粘り強く文脈を手繰り寄せる姿勢に影響を受け、本学の学生も積極的に活動していたことが印象的でした。10月の実行に向け、これからも佐々木ゼミと協働していく予定です。