保育者
をめざすなら
世界中で研究され、日々進化する保育・幼児教育。
幼児教育学科では、その進化に対応できる人材を育成するため
新しい学びを積極的に取り入れています。
保育現場では、ICTを活用したドキュメンテーション※やポートフォリオにより、日々の保育実践や子どもの学びを「見える化」する取り組みが盛んに行われています。こうした現状に対応するためのICTスキルの獲得はもちろん、ICTによって子どもの興味関心に基づく遊びを拡げていけるような保育者をめざします。
※ドキュメンテーションとは、園での子どもたちの活動の様子を写真やコメントを使って可視化すること。近年、多くの保育現場で取り入れられている手法。
障害のある子どもや外国籍の子どもなど、特別な配慮を必要とする子どもや家庭への適切な支援が、今まで以上に重要となってきています。教育だけでなく、保健、福祉、医療などの関係機関との連携強化が求められる中で必要となる知識・技能を学んでいきます。また、保育心理士(二種)資格取得に向けた「保育心理実習」において、さまざまなニーズに応える保育者の支援を学ぶことで実践力を養います。
幼児教育と小学校教育では、学習の目的・内容・方法などさまざまな違いがあるため、幼児期に育まれた資質・能力を低学年の各教科における学習に円滑に接続することが重要となります。仁愛女子短期大学では、幼児教育と小学校教育との連携・接続の実態を知るために福井県内の小学校を訪問するなどして、理解を深めています。
授業で学んだ内容をもとに実習に臨み、実習で得た課題の解決方法を授業で学ぶ。
高校・短大・保育現場のシームレスなつながりと的確なサポートが確かな実践力を育みます。
入学前
4月
入学
1年次 前期
9月
初めての実習に向けて、絵本の読み聞かせやペープサートを使った自己紹介、ピアノの練習を行いました。初めての実習では先生方が常に子どもたちに気を配り、一人ひとりに合わせた対応をしていたのが印象的でした。また、先を考えて行動することが大切だということを学び、自分でもそれを心がけるようになりました。
きたじまさん
1年次 後期
初めての実習では緊張のあまり、ピアノの演奏が上手くできなかったことを反省し、次の実習で自信を持って弾くことができるようにたくさん練習しました。また、2年次の実習からは自分で指導案を作成する設定保育が始まるので、どうすれば子どもの心をひきつけられるのかについて学び、しっかり準備したいと思います。
なかせさん
2年次 前期
6月の教育実習には、1年次の経験をもとに準備を整えて臨みました。その甲斐あって、今まで見てきた現場の先生方の子どもへの声かけや接し方などを参考に、積極的に子どもたちとかかわることができたと思います。実習では大変に感じることもありましたが、保育者をめざす友達同士で支え合ってがんばりました。
なんぶさん
2年次 後期
10月
1月
学びの集大成となるゼミは、友達と一緒に「子どもが楽しめる音楽活動について」というテーマのもと附属幼稚園などで親子を対象に音楽劇やコンサートを実施しました。音楽に対する反応から、子どもが興味を示す音楽や子どもの年齢ごとの違いについて知ることができ、とても有意義な研究になったと思います。
こんどうさん
3月
卒業
卒業後
子どもたちから見れば、実習生は「先生」です。保育者として子どもたちと一緒にさまざまな活動を行う時間の中で、幼稚園の先生の仕事をしっかりと観察し、短大で学んできた内容を実践します。子どもたちとかかわりながら、実習を通して大きく成長することができます。
子どもたちの様子を確認しながら、笑顔で挨拶をします。個々に応じて持ち物などの整理を手伝うこともあります。
子どもたちの興味や関心を大切にしながら、園庭で遊んだり、製作を楽しんだりさまざまな活動をします。
子どもたちと一緒に楽しく給食を食べます。机の用意や配膳の手伝いなどもします。
幼稚園の先生と一緒に子どもたちを見送ります。子どもたちが帰った後は、片付けや掃除をし、翌日に子どもたちが遊べる環境などの準備をします。
担当の先生と一日の振り返りをします。一日の保育の中で気になったことなどを質問したり、アドバイスをもらったりして、今後の実習に活かしていきます。