小さい頃の私はとても引っ込み思案で、なかなか友達と関わることができず、いつも先生にくっついている子でした。そして、そんな私を優しく笑顔で受け入れてくれた先生が大好きでした。先生と出会えたことがとても嬉しかったので、私もいつか小さな子どもの世話をする優しい保育士になりたいと、憧れを持ったことがきっかけだったと思います。中学や高校時代には積極的に保育ボランティアにも参加するようになり、かわいい子どもたちと毎日一緒にいられたら楽しいだろうな、と思うようになりました。今思えば、ボランティアに参加したことで、保育士になりたいという気持ちが一層強くなった気がします。子どもが好きというのはもちろんですが、私自身も好きなピアノや絵本などを通して、子どもたちと接していけるこの仕事に魅力を感じ、やりがいがある仕事だと思いました。
保育士は、保護者の方から大切なお子さんをお預かりして育てる、という責任ある仕事です。その子の担任になったことで、1年を通して家族の方と一緒に子どもの成長を喜びあえることが本当に嬉しく、やりがいがあります。自分が担任になった4月には、泣いて親御さんから離れなかった子が、「先生、大好き」と慕ってくれるようになったり、自分が関わってきたことが、結果として成長につながっていた時は、一番の喜びを感じます。歩けなかった子が一歩前に足を出せた時、話せなかった子が話せるようになった時、昨日できなかったことが今日できるようになった時などは、とても嬉しくて疲れも一気に吹き飛びます。保育士の仕事は大勢の子どもを見るので、子どもが好きだというだけではやっていけない大変さもありますが、それでも子どもが好きだからこそ頑張っていこうと思える、とてもやりがいのある素敵な仕事です。
自分自身の健康管理に気をつけ、いつも元気に仕事ができるように心がけています。また、子どもたちにはいつも笑顔で接し、子どもの目線に合わせて話すようにしています。保護者の方には、連絡帳でその日の様子を伝えたり、帰りのお迎えの時や登園の時を利用して、一日の様子を口頭で伝えたり、逆に家庭での様子も聞くなどして、コミュニケーションを図り、信頼関係を築いていくことを大切にしています。職員間では、分からないことはそのままにせず、その場で先輩に相談したり、チームワークを大切にしながら、子どもたちのためにより良い保育ができるように考えています。