6月から、生活情報デザイン専攻さわざきゼミのメンバー+1回生の4名、福井大学(大学院)技術経営のすすめ受講生13名で、商品企画開発のワークショップを実践しています。
6月4日には、紙加工メーカーの中山商事株式会社 代表取締役社長 中山裕一朗様を講師にお迎えして、私たちに最も身近な素材である「紙」について講演をしていただき、企業の付加価値戦略について学びました。
中山社長には、以前からも、じんたんのビジネス実務の授業で講演していただいたり、今回のように、福井大学と仁愛女子短期大学が連携した活動等でアドバイスをいただいてます。
今回は、いくつかの既存の紙製品を高付加価値な製品へと変えるためのアイディアを課題としていただきました。
紙は、ありとあらゆる場所で使われる基本的な素材。
そして、最もリサイクルされている環境にやさしい素材です。
一方、紙は水に弱かったり、変形したりと、様々な制約があり、どうやって高付加価値な製品に変えていくかを考えることは、それ以外の様々な素材にも応用できる可能性として広がります。
(紙でできたドラム缶をベースに新商品を考える学生たち)
講演終了後、福井大学・仁愛女子短期大学の学生は3つのグループに分かれてディスカッションをおこない、それぞれの考え方を発表、意見交換しました。
その翌週からは、学生たちがアイディアを膨らませるためのワークショップを実践。
シナリオを沢山作って、それらに合う商品企画について意見を交わしたり、今話題の生成AIを、どのようにアイディア発展に活用したりするかなどの手法を学びました。
また、現在、福井大学と共同で研究活動を行っているフクのミライを考えるプロジェクト「フクミラ」にも関連する内容として、服や繊維製品のリサイクル、商品開発等についても議論をおこないました。
(フクのミライを創るプロジェクト「フクミラ」 フクミラ~フクのミライを創るプロジェクト | 福井大学 (u-fukui.ac.jp))
(様々なシナリオを考案して、それに合わせた商品企画を考える仁愛女子短大・福井大学の学生たち)
今後、さらに議論を深めて、7月には再び中山社長をお迎えして、アイディア等の発表会・意見交換会を開催する予定です。
複数の大学が連携した取り組みにより、どんなアイディアが出てくるのか?
楽しみですね!!