8月10日から12日までの3日間、福井県小浜市・若狭町で行われた「WAKASAアートキャンプ」に生活情報デザイン専攻の1年生3名が参加しました。
福井県は、世代や障がいの有無、国籍などを超えてアートの視点から多様性への理解を広げることを目指す「みんなでつながるアートプロジェクト」を実施しており、その一貫として、県外の美術大学と連携し、様々な主体が創作活動を通じて交流できる福井ならではのアートイベントの企画立案に取り組みました(昨年度の報告はこちら)。
武蔵野美術大学芸術文化学科佐々木ゼミに所属する3年生10名に、福井県の大学生3名・高校生3名が加わり、計16名がアートイベントの企画立案に挑みました。
3日間のプログラムのうち、前半は小浜市・若狭町の歴史・文化を巡りながら情報収集を行いました。
小浜市・小浜西組
小浜市・大江紙店
小浜市・若狭和紙の里
若狭町・熊川宿若狭美術館
若狭町・熊川宿
後半は佐々木先生によるレクチャーの後に、4つのチームに分かれて企画を立てていきます。
宿に戻ったあとも、遅くまでコンセプトメイクや試作に取り組んでいました。
最終日。プレゼンテーションに向け、企画をまとめていきます。
試作もギリギリまで行いました。
そして、いよいよプレゼンテーション。若狭熊川宿まちづくり特別委員会の宮本会長をゲストに、それぞれの企画を発表しました。4チームとも、広範囲にわたるリサーチを丁寧に整理してコンセプトを作り上げ、伝統工芸を軽やかに再解釈して日常に取り込み、多様な人々とのコミュニケーションが期待できる内容に仕上げました。
美大生の強力なデザイン思考と粘り強く文脈を手繰り寄せる姿勢に影響を受け、高校生や仁短の学生が積極的に活動していたことが印象的でした。10月の実行に向け、これからも佐々木ゼミと協働していく予定です。