生活情報デザイン専攻のNEWS

  • 2025.02.19
  • 生活情報デザイン専攻
地域創生イベント_RENEWを知る

本事業は身近なところにも私たちの暮らしを豊かにするためのデザインや仕掛けがあることを知り、地域との関わり方や盛り上げ方の選択肢を増やした上で自分に合った関わり方、盛り上げ方を選択できる学生を育成する。ことを目標に開設した科目です。

11月に行われたRENEWに参加した学生たちの体験報告会を行いました。
見学する場所や体験する工房、その日のランチやカフェなど、、、
調べることから始め、当日のスケジュール管理も学生自身で行います。

今年で10年を迎えるRENEW。
これまでは「聞いたことがない」「行ったことがない」という学生が多かったのですが、
今年は昨年行った学生もチラホラ。
IMG_1744.jpg

IMG_1746.jpg
自身が体験したモノ・コト・ヒトについて一人一人発表しました。
行く場所がそれぞれ異なるので、
「そんなところがあったんだ」とか「時間がなくて行けなかった」とか、、、情報共有。

そして最後のビックイベントはRENEWの発起人新山直人氏による講演。
IMG_1931.jpg

新山さんの講演を聞いて刀祢さんは「デザインといっても、地球活性化・ストック活用・ロングライフデザイン・コミュニティデザイン・コトのデザインといったような多くのキーワードがあり、様々なデザインがあることを知りました。新山さんは、「ものづくりが元気にならないと、地域の元気にならない」「地域の内と外の両輪で好循環を生み出すことを大切にしている」とおっしゃっており、ものづくりに対して強い思いを持っていることが伝わってきました。また、私は今まで"大勢で何かをするよりも一人で何かをしたいな"と思うことが多かったのですが、新山さんが講義の最後に、「仲間をつくることで、やれることがグンと増える」とおっしゃっていて、実際に新山さんが今までに手掛けてきた物や事を知ったうえでそれを聞くと、とても説得力があったし、仲間がいることの良さを理解できました。

また、丹羽さんは「今回、RENEWの詳しい目的やそれまでの経緯を知り、越前鯖江は現在、県外から来た人たちによって盛り上げてもらっていることが分かりました。県外の人たちが越前鯖江のものづくりに興味を持っていることがうれしかったですが、新しい人が来て新しいことをたくさん始めることで、その土地らしさが失われないかと思っていました。しかし新山さんは話の中で、「今あるものを活かすものづくり・まちづくり」という言葉を何度も使っていました。例えばフードペーパーやPOSTER LIGHTなど、伝統工芸にアイデアとデザインを加えていることから、美術工芸ではなく、産業工芸として職人さんと一緒に越前鯖江のものづくりを盛り上げているのが分かりました。今回の授業で、もっと地元に興味を持とうと思いました。自分の住む地域のことなのに、この授業を受けるまでこのような取り組みが行われていて県外から注目されているということを知りませんでした。新山さんが途中で話されていた「越前鯖江の人は地元を良いように言わないけど、本当は好きなのに自信がないだけ」という言葉が印象に残っていて、まさに自分のことだと思いました。もっと自分の地元では今何が行われているのか注目して、参加して、「地元が好きだ」と自信をもって言えるようになりたいです。」と述べていました。
※原文まま

色々と体験したからこそ、地域について、伝統継承について、デザインについての考察が深まったようですね(≧∇≦)(≧∇≦)(≧∇≦)(≧∇≦)(≧∇≦)

IMG_1935.jpg

-----------------------------------------------------------------------------
本科目は、未来協働プラットフォームふくい推進事業(福井版PBL支援分)の助成を受けています。