「グラフィックデザインⅢ」 ブランドマークデザイン_その1
生活情報デザイン専攻の授業「グラフィックデザインⅢ」では
Macを使って、自分のイニシャルを素材にした
ブランドマーク=モノグラムデザインに取り組んでいます。
モノグラムといえば、ルイ・ヴィトンのバッグとか財布を思い浮かべますが
元々は2つ以上の文字やその他の記号を重ね合わせたり、
組み合わせたりした、1つの記号=マークのデザインのこと。
ルイ・ヴィトンのブランドマークは「L」と「V」の組み合わせ。
プロ野球チームのソフトバンク・ホークス(S+H)や
独自動車メーカーのフォルクスワーゲン(Ⅴ+W)など
社会ではブランドマークとして広く使われているデザインです。
まずはフォントについて学びながら
いろんな組み合わせを試作します。
そして選ばれた2つ程度の原案について、
ロゴの配置や間隔など細かく精査して
実際に商品として扱うことを想定したデザインに仕上げます。
![shinde.jpg](https://www.jin-ai.ac.jp/subject/images/shinde.jpg)
最終的なデザインはこちら。シンプルで美しいですね。
無意識のうちに信頼や安心感を感じます。
ブランドイメージは「簡潔な直線美・曲線美」。
フォントはBodoni。
これはユニークなデザイン。
イニシャルの「O」が3つ重なってソフトクリームみたい。
生き生きと躍動感のあるイメージです。
フォントはMarkrt Felt。
シャープでキレのあるブランドイメージは
「気品のある、優雅な」。「A」が逆さまになって
自然に無理なく「M」と一体化していますね。
フォントはOnyx。
「W」と「N」が繋がっただけなのに、シンプルで幾何学的な
美しい形状にデザインされています。
ブランドイメージは「スタイリッシュでシンプル」。
フォントは世界の定番〜Helvetica。
同じように「M」と「N」が重なって独自のハイセンスな印象。
ブランドイメージは「気品、パルテノン宮殿」だとか。
確に欧州の文化の雰囲気が漂います。
フォントは Modern No.20
ワクワクするような楽しいブランドマーク。
これは小文字の「y」が二つ合体してますね。
カジュアルなストリートカルチャーを感じます。
ブランドイメージはまさに「ポップ&ストリート」。
フォントはBauhaus 93。
こんなふうに、フォントの世界をちょっと知るだけでも
グラフィックデザインの領域はぐんと広がります。
モノグラムデザインはさらにつづく〜