行事｜お知らせ

D&DEPARTMENTが発刊する『d design travel』をご存知ですか？
その福井号が2024年2月に発売になりました。

今年の成道会は熱心にオファーした甲斐あって
d design travel 編集長 神藤秀人さんにお越しいただきました。
詳細はコチラhttps://www.d-department.com/item/DDESIGNTRAVEL.html

『d design travel 』の成り立ちから
福井号に載っているお店や商品、人についてじっくりお話していただきました。

初めての『d design travel』を見ると、
知らないモノ、コト、ヒト、バショだらけです。
アチラコチラでコソコソ話（コソコソでは無かった気もしますが、、、orz）が聞こえてきました。

普段からファストファッション、ファストフード、全国チェーンのお店を選びがちの学生たちには
ちょっと伝わりにくいのかもしれないという不安もありましたが、
「成道会で経験したことのうち、印象に残っているのは何ですか？」との問いに
景山さんは「編集長のお話を聞いたこと。」と述べ、続けて「福井にずっと住んでいるけど、紹介してくださったところは全然知らない場所でびっくりした。他からの視点はすごいと思った。福井の本だけではなく他の県の本も読みたくなった。」と。

北濱さんは「1冊の本を制作するのに多くの努力が込められているというところが印象に残った。1冊の本を作るのに自費で観光してみたりすることに驚き、本気で想いを1冊に込めているのだと思った。本当に感動したものしか掲載しないことなどのこだわりを貫いた本だからこそ、本当のその土地の魅力を伝えることができるのだと分かった。その土地に住んでいる人たちにも観光をしに来る人たちにも感動してもらえるような1冊に仕上げるためには多くの努力とこだわりが必要だと感じた。地元の魅力を地元の人しか見つけられない観点から見つけたい。」と。

西村さんは「特に今までデザインについて何か考えたり、福井のものについて深く考えたりしたことがありませんでした。でも、デザインとはどういうことで何が大切なのか今日初めて知りました。そして、福井の本を見てみて18年間福井で育ってきたけれど知らないことはまだまだたくさんあるのだと改めて感じたし、福井らしさってなんだろうと興味をもちました。自分の思い込みやそのものの見た目だけで判断してしまうのではなくそのものがどんな目的をもっているのか、どのような背景でうまれたのか目を向けるべき場所があるのだと分かり、先入観だけで物事を決めずに様々な視点からものを見ることが大切だと分かりました。自分の先入観だけでものを見ずにそのものらしさってなんだろう、どのような目的でうまれたのだろうといろんな視点から考えていきたいです。」と。

高橋さんは「日本中に価値のあるものは沢山あるのに作る人が居なくなるとなくなったり忘れ去られたりしてしまうものが多いと気づいて、それらを残していくために創意工夫を重ねてd design travelという名前で47都道府県を1箇所ずつ1冊にまとめていると分かりました。本を作るにあたってその土地に2ヶ月以上滞在して取材対象も地元の人であることや誇張せず写真を残し、文章も正直に書くことで本当の魅力を語れていると思いました。関心の目を持っていなかったのか、自分が住んでいる福井の土地でも知らないことが沢山ありました。福井は何も無いと決めつけずに、この本を読むことで福井の本当に良いところを見つけられると思いました。」と感想を述べていました^^（原文まま）

●その土地らしいこと
●その土地の大切なメッセージを伝えていること
●その土地の人がやっていること
●価格が手頃であること
●デザインの工夫があること

（↑d design travel の取材対象選定の考え方）

福井の人がやっている、福井らしいこと、福井の大切なメッセージや
手頃な価格でデザインの工夫があるものが福井にもあることがわかりました。

ただ、これらを継承していくには継続的な生産や消費、もしくは持続可能な仕組みづくりが必要になります。
それらは学生のような若い世代に託されているのだなと、、、。
全国チェーンの良さは十二分に知っているでしょうから、
商才に長けた「越前商人」たちの末裔が
福井らしい福井があり続けるための手段や方法をどのように背負っていくのか、
スタンダードではない福井らしさを創造し続けられるのか、、、これからが楽しみです^^

素敵なきっかけをご提示いただきありがとうございました^^

編集長は次の取材先、島根へ戻られましたԅ(‾⌣‾ԅ)

※編集長のサインいただきました‼︎
書籍は本学附属図書館へ(*´∀｀)(´∀｀*)