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  • 2021.08.27
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《私たちの制服》完成!!

生活デザイン専攻 [2021.08.27]

オリンピックが終わり、パラリンピックが開催されていますが皆様いかがお過ごしですか?

オリンピック開会式、閉会式の時にボランティアスタッフが着ていた衣装がとても印象的だったのですが、、、わたしだけ?!でしょうか、、、笑笑

こんな時代だからこそ、デザインに工夫が見られました。

人と人が簡単に手を繋げなくなったからこそ、その行為がイラスト(漫画風)として表現されていました。文化と行為の関係がとてもスタイリッシュ!!見た目だけのデザインではなく、自己と他者、社会との関係性のデザインに感銘を受けました^0^

この感動を伝えたくて、学生に話をすると一人の学生がたまたま録画していた開会式の動画を受講生全員観たそうです。

※興味のある方は検索して見てください!!

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今年で最後の授業「ファッションデザインⅡ」の最後の作品は《私たちの制服》。

各人が持ち寄った衣服をパーツごとに解いて(これが時間めちゃめちゃかかるんですけど、、、登校禁止期間の宿題)、

チーム内でパーツを交換します。

それをもう一度、組み立て、ちゃちゃっと縫ったら(これもまた時間がかかるんですけど、、、笑)完成です!!

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完成した後はいつものように撮影して、まとめのレポート提出。

その中でも良く出来ていたレポート2つ紹介します。

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服の製作を進めて服を完成させて実際にみんなで同じ素材で同じ空間で作った服を着てみると、集団意識を感じることができた。大学に入ってからここまで集団意識・仲間意識を感じる場面はなかなかなかった。まったく同じ素材で、同じ型で、パーツの位置がすべて同じ服を4着作っても「みんなの制服」と呼べたと思う。小・中・高校の制服も何一つ差別のないみんな全く同じの制服だったからだ。ただ、今回は、大学生という環境と自分で自分の服を作ったという頑張りがあったからこそ、素材は同じで形はみんなバラバラの形である制服でとても良かったと思う。大学生になってから、日常着が学生服から私服へと変わった。今までは校則で縛られていたが、大学生になり、見た目を縛るような規則は消え、毎日私服を着るようになり個性をたくさん出せるようになった。まったく同じ見た目ではなくとも、タックとギャザーのつけ方・位置や縫い方の工夫で、統一感を持った制服ではあるもののそれぞれの個性が出たとても素敵なシャツになったと思う。(原文ママ)

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前回、この制服には着飾るや、纏う以外の服のあり方があると考えました。それぞれが持ち寄った服を分解してその布を交換して全員が違う配置で服を作ることで、違う服なのに同じ制服ができるので、個性があってそれぞれが違う存在だけどどこか繋がっているという風に解釈できる制服になったのではないかと思います。また、全員の個性(持ち寄ったシャツ)と、作る上で加わった私の個性(配置やタック、ギャザー)が集まり、パーツを交換する前の服と比べて愛着がわく温かい服になったと感じました。コロナ禍で他人との繋がりや個性が消えていってしまう中で、オリンピックの衣装やみんなの制服のように服でつながりを表現するという新たな服のあり方が見えたと思いました。(原文ママ)

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本課題を通して、学生がデザインについて、ファッションについての気づきが多く、とても嬉しいレポートでした!!